人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

入社3年目社員の本音「『さやえんどう』から世界が見える」カルビー・伊藤健人さん

2017.12.17

●悪い噂

海外の商習慣の違いを実感させられる事態も体験しました。入社2年目は北米と南米の一部を担当したのですが、南米のある国でのこと。『さやえんどう』の風味を2種類から4種類に増やす過程で、パートナーシップを組む現地の卸売り業者を代えたんです。

ところが最初に契約した業者が、「ハーベストスナップスはお客さんの評判が悪い」「わが国ではあんなスナック菓子は売れないね」「この商品はお先真っ暗だ」等々、業者間に悪口を吹聴して回わった。
「ハーベストスナップスの評判、とても悪いですね……」新たに契約の締結を交渉していた業者は、悪い噂を耳にして渋い顔をしている。そこで上司と僕が現地に飛んで直接、交渉にあたりました。

「あられもない噂が立っていますが、市場調査のデータを見てください」、実際に売行きが伸びている詳細なデータを提示して、「事実無根の噂に惑わされないでください!」と。交渉は難航しましたが、契約締結に漕ぎ着けまして。2社目の現地の業社とは良好な関係が築けて、売り上げも伸びています。

なぜ契約を打ち切った業者は、悪評を流したのか。僕の想像ですが、売れ行き好調な『さやえんどう』が現地生産に切り替わったら、パートナーシップを組む業者に多大な利益をもたらす。最初の業者はそれをやっかんで、露骨に足を引っ張ったのではないか。手段を選ばず卸業者が他の卸業者を潰しにかかるのは、日本の商習慣ではまずあり得ない。上司の対応等をそばで目にして、むしろ海外でのビジネスではそんな情け容赦がないことが、日常的に起こり得るのだと自覚しました。

“仁義なき戦い”のような海外でのビジネスの厳しさを自覚した伊藤健人さんは、自らを「キッチリ、カッチリやりたい方」と語る。そんな性格からなのか、パニックに陥るような事態に遭遇していくのだが、そんな時の上司の一言は今も心に残っているという。

以下、後編へ。

取材・文/根岸康雄

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年11月16日(月) 発売

DIME最新号の特別付録は「8.5インチ デジタルメモパッド」!特集は「GoToトラベル完全攻略」「ベストバイ2020」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。