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360度カメラが変える映像表現の未来

2017.12.15

「360」は未来の映像のキーワード!<前編>
~グーグル・ストリートビューと民生用全天球カメラの登場~

 かつて一斉を風靡したデジタルカメラは、スマートフォンの登場によってコンパクトモデル(いわゆるコンデジ)の衰退が始まり、ミラーレスモデルを含む一眼レフタイプの製品(デジタル一眼、ネオ一眼)やハードな撮影に耐えるアクションカメラ的な分野に生き残りをかけている。そこに第3の勢力として台頭してきたのが、全方向に360度の画角を持つ全天球カメラだ。

 それぞれ、現行のスマートフォンが及ばない、高画質、タフさ、視点を武器に独自の市場を持っているが、この記事では、筆者が、これからのイメージングの中心的存在になっていくと考える全天球カメラのあらましから最前線までを3回に分けて概観してみよう。

■フィルムカメラの延長にあったデジタルカメラの進化

 映像表現と、それを実現するハードウェアとしてのカメラ。両者は、常に互いを挑発し、補完し、進化の触媒となることで、アートとテクノロジーの未踏領域を切り拓いてきた。

 歴史を振り返れば、35mm判の小型フィルムカメラの登場が、それまでの大判箱型カメラや中判二眼レフカメラなどでは得られない機動力を生み出した結果、スナップ撮影によるダイナミックな作品が現れ、ストリートフォトというジャンルが確立されていった。また、フィルムのカラー化は、ビビッドな色使いや、逆に繊細なカラーグラデーションを活かした新たな写真芸術の醸成へとつながり、さらには高速度撮影が可能なムービーカメラの出現によって、肉眼では捉えられない世界をスローモーション映像として再現可能となった。

 これらの写真術の変化に比べると、デジタルカメラの登場は、確かに撮影コストの低減や、画像の扱いの簡便化などの手軽さ、便利さをもたらしたものの、その後の進化は主に解像度や色合い、連写スピードなどの画質や基本機能の向上に関するものが中心で、そこに限れば、フィルムカメラの時代と本質的に変わらない改良が続けられてきたという側面がある。

 実際には360度写真もフィルムカメラの時代から存在したが、基本的には水平方向に360度の視野を収めたパノラマ写真を指し、それは、閲覧方法が紙焼きという平面的な方法で鑑賞したり配布するしかないという制約からきていた。

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