
1等・前後賞合わせて10億円という史上最高の当せん金額が話題の、年末ジャンボ宝くじ。宝くじ当せんへの期待も高まる今日この頃。西銀座チャンスセンターの女神に高額当せん者の共通点をこっそり聞いた。
◎購入窓口で調べると運がめぐり、めぐる!!
西銀座チャンスセンターは、過去5年間で億万長者が41名も誕生した、まさに宝くじの聖地。銀座の風物詩“宝くじ購入者の行列”は、単に物見遊山の現象ではなく、総じてポジティブな宝くじファンの期待が具象化されたものと捉えたほうがよさそうだ。知る人ぞ知る西銀座チャンスセンターの"福の神"に、宝くじ高額当せん者の共通点について聞いてみるとーー。
「皆さん、笑顔で明るい方が多いですね。私がお調べして3億円が当たった方は、お二人とも自分で調べずに『調べてください』と持ち込まれた方でした。ですから『1等前後賞、当せんです!』とお知らせしても、きょとんとしていらっしゃいましたね。購入する時は行列しても、地元の宝くじ売り場や銀行にあるオートチェッカーで調べる方が多いそうです。買った窓口で調べると、運を呼びやすいのかもしれませんね」(Hさん)
そのほか、販売員たちが経験した当せんの話は実に興味深い。
ケース1. ジャンボ発売のたびに1000円持参し、連番で3枚だけ買うおばあちゃんがいた。ある年、その3枚が見事1等前後賞で3億円当せん。売り場では「次から何枚買うだろうね」と期待を膨らませていた。次の回もやってきたおばあちゃんは、2枚アップし「5枚ください」。みんなで「人生狂わせてないね」とほっこり。
ケース2. ロト6で1つの番号(6つの数字の同じ組み合わせ)1口だけを9年間買い続けた男性がいた。ある日、その番号が1等8500万円に。たくさん買うことはない。継続して買うことが重要だと知らしめた一件。
ケース3. ある宝くじで1000万円を当てたおじいちゃん。売り場に張り出される「1000万円が出ました!」の張り紙の前を通るたびに「これ、ワシじゃ」と得意満面で言ってしまい、周囲から心配された。
ケース4. 窓口に飾ってある1枚200円のスクラッチを「これちょうだい」と1枚購入した男性が、200円当たった。「運がいいね」と今度は5枚購入すると、100万円当せん。「ほんっとに運がいいね! あと5枚!」で何と、1000万円当ててしまった。ウソのようなマコトの話である。
発売初日や大安の日などは大勢の人が押し寄せるため、専用通路を作る。「億の細道」と名づけられた通路沿いには、毎回手作りの〝のぼり〟が立てられる。「まさに、かりそめの道なんだよ(笑)」とは購入者の弁。
西銀座チャンスセンターのオリジナルチラシ「夢ものがたり」には、各回の特徴やトピックス、買い方のヒントなどがぎっしり書かれている。行った人だけがもらえる貴重な情報だ。写真は2012年の年末ジャンボの回。