人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2017.12.13

仕事に役立つ!やる気と満足感を高めるドーパミン健康法

 我々の脳内で分泌される神経伝達物質・ドーパミンの働きは仕事や勉強へのヤル気に関わる重要な化学物質だといわれている。特に精力的に日々の仕事に取り組むビジネスパーソンにとって、このドーパミンの働きを知っておくことはいろんなことに役立つに違いない。

■適正なドーパミン値の状態ではアルコールを欲しなくなる

 人間の行動において重要な役割を果たしていると考えらているドーパミンだが、最新の研究ではドーパミンの持ついろいろな効能にスポットが当てられている。その中には、アルコール依存の治療にドーパミンが大きな鍵を握っているとする研究もある。

 スウェーデン・ストックホルムのカロリンスカ研究所とヨーテボリ大学のサルグレンスカ・アカデミーの合同研究チームが最近、「European Neuropsychopharmacology」に発表した研究論文によれば、通常量のドーパミンが分泌されている状態では酒が好きな者でもそれほどアルコールを欲しなくなるという結果が報告されている。これはアルコール依存症の効果的な治療法を探る上で画期的な発見になるということだ。

 研究チームが行なった実験は、少なくとも週に一度は飲酒を嗜む実験参加者のうちの半数にドーパミンの分泌を適正値に保つ安定剤「OSU 6162」を服用させ、もう半数にはプラセボ(何の薬効もない偽薬)を飲んでもらいそれぞれ2週間禁酒してもらったという。もちろん実験参加者には薬に関する情報は伝えられず、どちらを服用するのかもわからない。

ビジネスにも役立つ!やる気と満足感を高めるドーパミン健康法
Tech Times」より。

 そして2週間が経過した“解禁日”に、参加者はそれぞれ自分の好みの一杯を飲むことを許されたのだ。その結果、偽薬を与えられて単純な禁酒状態だった者は久しぶりのお酒を大いに楽しんだが、2週間もの間OSU 6162を摂り続けてドーパミンの値を平常にさせられていた参加者は、あまりお酒を楽しんでいないことがわかったのだ。つまりOSU 6162を摂取していた者はお酒好きではなくなってしまったということになる。

 一般にアルコールを飲むとその時はドーパミンが多く放出され愉快な気分になるといわれているが、アルコールに慣れてくるほどドーパミンの放出量も減り、その結果酒量が増えてアルコール依存症を招くといわれている。アルコール依存症者は素面の時のドーパミンの値が低くなってしまうのだ。そこでドーパミン安定剤であるOSU 6162でドーパミンの分泌を正常にまで戻すことができればお酒に対する欲求も低くなり、アルコール依存からの脱却に繋げることができる可能性が出てきたことになる。

 1年間アルコールを与え続けた“酒好き”のマウスを使った実験も行なわれ、禁酒させてOSU6162を与え続けるとやはり素面の時のドーパミンの値が正常値に戻ったということだ。「新薬の開発にはまだ長い道のりが続いていますが、今回の研究結果はとても望みが持てるものです」と研究チームのピア・スティースランド博士は「Tech Times」の取材に応えている。現状ではアルコール依存症の治療薬は少なく、またその効果も限定的ということだが、ドーパミンに注目したこの研究によって新薬開発への新たな望みが生まれてきたことになる。それと共に、ドーパミンの値を正常に保つことの重要性があらためて確認されることになったのだ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ