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2017.12.13

93歳の料理家・辰巳芳子さんが〝日本の美〟のエッセンスを伝える「ビジュアル名言集」

 2020年に向けて、ますます世界から日本文化への注目が高まっています。日本文化と一口にいっても和食、茶道、華道はいうに及ばず、香道、着物、和紙etc. その重層的な文化の幅と歴史的な奥行きは、比べるものがないほど多種多様の独自さを保ちながらも、その根底に流れる「日本のこころ」は一貫しています。しかし、今、「日本のこころ」を「生きた言葉」で語れる人はそう多くはないでしょう。戦後になって欧米の価値観が流れ込み、最近ではさらに情報のグローバル化が進んで、「ネイティブ・ジャパニーズ」は、絶滅の危機に瀕しているように見えます。

 日本人が綿々と受け継いできた日本文化の持つ精神を今に伝えられるのは、おそらく90歳以上の人かもしれません。胸のすくエッセイで100万部を突破した「90歳。何がめでたい!』の著者・佐藤愛子さんは93歳。今年11年連続でミシュランの三つ星に輝いた鮨職人・小野二郎さんも93歳。

 そして、もう1人、日本の料理家の草分け・辰巳浜子さんの娘で、「いのちのスープ」で著名な辰巳芳子さんも、先ごろ93歳の誕生日を迎えました。

 辰巳芳子さんは料理家として著名な方ですが、日本文化のエッセンスを呼吸するように生きてきた、と言っていいでしょう。金沢前田藩の祐筆(家臣)の家柄に生まれ、祖父は江戸末期に13歳でフランス語を学び、留学先のフランスで学んだ技術で、日本の軍港や戦艦の建造を指揮した人で、レジオン・ド・ヌール勲章を2度受賞しています。

 辰巳さんの自宅には、金沢の殿様から拝受した日本の工芸の粋を極めた美術品に加えて祖父がフランスから持ち帰った「美の数々」が並び、茶道、香道、着物、工芸など、最高の日本の美に包まれて暮らしてきました。その豊かな経験を、料理という表現で表す稀有な料理家と言えるかもしれません。

 辰巳芳子さんは、料理について「美味しさとは、最もわかりやすい美」です、と語っていますが、先日発売になった『辰巳芳子のことば 美といのちのために』(小学館)は、料理を入り口として、幼少期から辰巳さんの感性を育んできた「日本の美」と、その底流に流れる「日本の美」のエッセンスを写真と言葉で表現した書籍です。

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