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2017.12.10

20年で株価は500倍以上!ジェフ・ベゾスの果てしなき野望

Amazonのグローバルの年間売上高は、何と約15兆円超(日本法人は1.2兆円)に及ぶ。株価は上場から約20年で500倍以上に。14か国でeコマースを展開し、総取扱点数は2億種類を超えるとされる。同社にとって「宝の山」と言うべき存在が2002年に開始した法人向けのクラウド基盤サービス(AWS)。現在、190か国に展開し世界シェアは3割を超え、2位のマイクロソフトの3倍近くにも及ぶ。個人消費者にとっても企業にとっても、なくてはならない存在になったAmazon。「巨大帝国」を一代で築き上げたジェフ・ベゾスCEOとは、果たしてどんな男なのだろうか——。

個人資産約9兆2900億円
「片方が常に勝つようにするのが交渉だ」をモットーにする稀代の経営者

Jeff Bezos

Jeff Bezos
1964年1月12日、米ニューメキシコ州アルバカーキ生まれ。プリンストン大学でコンピューター科学と電気工学を学び、卒業後はウォール街の金融機関でエンジニアとして勤務。1990年にデイビッド・ショー率いる投資管理会社に移籍し、コンピューターネットワークの開発責任者兼上級副社長に抜擢される。インターネットに可能性を感じ、どんなものでも買えるお店「エブリシング・ストア」を実現すべく1994年にシアトルでAmazonの前身となるCadabra.comを設立。

◎天才エンジニアが率いる「テクノロジー集団」

 7月27日、経済誌『フォーブス』は自社のリアルタイムランキングで、米アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏(53)が、ビル・ゲイツ氏を抜いて、世界の長者番付で1位になったと速報した。個人資産は日本円に換算すると、約9兆2900億円に及ぶ。

「アマゾンをオンラインでの書籍販売からスタートし成功したEC運営会社という程度にとらえていたら、ここまでの成長に驚くかもしれません。しかしベゾス氏が目指しているのは、創業以来一貫して『エブリシング・ストア』。すなわち、メーカーと消費者をつなぎ、世界に向けてあらゆるものを販売することです。現在も貪欲に新しいジャンルの商品、新しいサービス、人工知能などの新規事業を進め拡大し続けているのですから、アマゾンは今もって成長の半ばにいると言えます」

 ベゾス氏の生い立ちから現在までを取材したノンフィクションの日本語版『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』で解説を務めた、滑川海彦さんの分析だ。

 オンラインで何もかもが購入できる「エブリシング・ストア」。高速な通信回線やスマートフォンが普及している今なら誰も驚かないアイデアかもしれないが、ベゾス氏がその構想を描き起業したのはインターネットの黎明期、1994年のことだ。

「今日のアマゾンの発展を語るうえで、決して忘れてはいけない事実があります。それはベゾス氏がもともと、ウォール街でも超有名な『天才的なエンジニア』だったということ。そんな彼が後にITのテクノロジーで世界を席巻することになる『エブリシング・ストア』の最初の商品として書籍を選んだのには、もちろん理由があります。どこで購入しても品質が同じで、1種類の商品がすべて同一価値であるジャンル。そしてオンラインで大量に取り扱える……。書籍とはアマゾンが最初に手がけるのには、打って付けの商品だったのです」(以後「」内、滑川さん)

 書籍のオンラインでの受注販売を始めたアマゾンは、ほどなく多くの顧客を得ることとなる。その大きな理由のひとつとして挙げられるのが、消費者の書き込みや評価がそのまま掲載される「カスタマーレビュー」の導入など、商品選びをより便利にするシステムを自社サイト内に確立したことだ。

 さらにその後も、購入履歴からおすすめの本を表示する「レコメンデーション機能」や、カートに入れてから注文までのフローを簡略化する「ワンクリック注文」など、今に続く便利機能を続々開発。また米国内に専用物流センターを次々と新設するなど、1日でも早く商品が届けられるロジスティックを構築していく。同時にジャンルも拡大。多種多様な商品が用意され、買いやすく、確実に、そして早く届くECサイト——。消費者はたちまちにして心を奪われた。そして現在、アマゾンの総取扱点数は2億種類以上に及ぶという。

Amazonの歴史

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