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日本の「キャッシュレス化」はどこまで進むのか?

2017.12.07

菊地さん「中国で急速にモバイル決済が進んだのは、現金払いかデビットカード決済が多く、クレジットカードがあまり普及していなかったからではないか。日本ではクレジットカードが普及していたので逆にモバイル化が遅れたのではないかと思う」

古見さん「それに加え、中国では初めて使う携帯電話がスマートフォンで、カメラ機能が搭載されていた点からも普及が早かったのでは。LINEの無料通話はインターネットという限りなくお金のかからないインフラを使ったもので、日本のキャッシュレス普及にはまずインターネット化することが鍵。インターネット化と同時に各所とのパートナーシップを結んで進めていくことが最初のフィンテックのフェーズではないか」

菊地さん「VISAがQRコード決済の基準を作ろうとする動きもあるし、ドコモがQRコード決済、バーコード決済をやろうとする動きもあり、今後さらにモバイル決済が普及していくと思う。ただ、モバイル決済は1年でこれだけ出てきており、ファイナンスとテクノロジーの組み合わせは無限の可能性があるはずで、3年後の状況はどうなっているのか正直わからない。

 直近で考えるとスマートフォンが基準なので、スマホに金融が取り込まれていくと思う。さらにスマホに取り込まれていくと、ステータスのクレジットカードを出す機会が無くなって、ステータスはどうなるの?という疑問がある。スマートフォンで決済すると、それが一般のカードなのか、プラチナなのかブラックなのかわからない。それが好きでやっている人もいると思うので(笑)、そういう人向けに光ったりすれば面白いんじゃないか」

古見さん「決済する時の音が、サカナクションさんに作っていただいた音なので、ゴールドサカナクションでも作りましょうか(笑)」

【AJの読み】買い物にはスマホだけを持っていく時代が来るのか

 自分が社会人になった30年近く前は、クレジットカードは高額の商品を買うときに使うという認識が一般的だった。しかし今ではポイント獲得のためにスーパーマーケットの数千円の買い物でも躊躇なくクレジットカードを使う。とはいえ、数百円のコンビニの買い物にクレジットカードを使うのはさすがに遠慮していたが、モバイル決済なら少額でも堂々と使うことができ、文字通り財布代わりに買い物にはスマホだけ持っていく時代が来るのかもしれない。

 精算は速くできるし、クレジットカードにもポイントが付くし、利便性を考えるとモバイル決済は大歓迎なのだが、Origami Payのようにその場で割引されると、じゃあこれも、と「ついで買い」しそうなので、利用金額をきちんと管理する必要はありそうだ。

文/阿部 純子

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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