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日本の「キャッシュレス化」はどこまで進むのか?

2017.12.07

◆中国並みに日本でもキャッシュレス化が普及するか?

 菊地さんと古見さんのトークセッションでは、モバイル決済のペイメントサービスの現状や今後の進展について語られた。

古見さん「Origamiは初めてモバイルアプリ決済をスタートした自負がある。プレイヤーが多くなれば使うユーザーも増えるので、今は市場ができつつある状況だと思う。中国ではモバイル決済が8割とも言われ、日本ではどのくらい浸透するか期待している」

菊地さん「当初からモバイル決済は使っているが、ここまで出てくるとは思っていなかった。クレジットカード決済は、2016年は約49兆円、電子マネーは約5兆円といわれているが、モバイル決済は市場規模がわからないくらい新しいもの。ただ、でき過ぎている感があるので、ユーザーにとってはどれがお得か、どれが一番使いやすいのかを見極めるのが難しい。

 Origami Payがスタートした翌月に渋谷のロフトで使ってみた。もともとおサイフケータイを使っていたので、モバイル決済に新しさを感じないだろうと思っていた。その時はBluetooth接続での決済だったが、いいなと思ったのは、チャージが要らないということ。登録したクレジットカードから引き落とされるが、直接のクレジットカード決済に比べると速いという印象だった。

 楽天ペイは2016年8月1日から始まりローソンで使ってみた。ローソンはPontaやdポイントをアプリ利用できるが、アプリでスキャンして楽天ペイを起動して、決済するのに二重にアプリを操作しなくてはならず、これは課題ではないか。決済もデジタル化、ポイントカードもデジタル化していると両方使い分けなくてはいけないのが不便だと思う」

古見さん「ローソンさんはPOSの仕組みとどうやっていくかが課題。現在はクレジットカードで決済しているが、ユーザーが求める支払い手段はもっとたくさんあると思う。お財布のような形のアプリが必要なのではないか。それを実現するには技術面で必要な部分が多いので粛々と進めていくしかない。また、日本や欧米では法令が厳しいため、技術的にはできてもすぐにサービスローンチできない課題もあり、行政、銀行、カード会社など金融の方々とのパートナーシップが重要だ。私たちはスタートアップだが既存の仕組みを壊すのではなく、パートナーシップでできる方向を考えている」

 急速にキャッシュレス化が進んでいる中国、インドと比べて、日本でのモバイル決済の利用率は6%に留まっている。経済産業省はITと金融が融合した「フィンテック」を提言し、2017年5月には金融庁と経済産業省が、日本でのキャッシュレス化を10年間で40%に引き上げる方針を発表した。

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