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2017.12.05

好印象を与えるベストな〝サクセスフル笑顔〟とは?

“微笑”は魅力的でありミステリアスでもある。しかし写真や絵画の微笑を長く眺めていると、実は何らかの感情を隠すための笑顔ではないかという疑念が浮上してくるかもしれない。その代表的な微笑が“モナリザ”だ。

■モナリザは「幸せ」なのか「哀しい」のか?

 レオナルド・ダ・ヴィンチが手がけた名作『モナリザ』は魅惑的な微笑が最大の特徴だ。

 しかしモナリザの微笑は笑顔なのか? その裏に別の感情を隠しているのではないか? という疑いの声もあり一部では長い間議論されてきた。しかしこの議論にいったんは終止符がつけられる研究が行なわれた。モナリザが笑っているのはほぼ間違いないということだ。

 ドイツ・フライブルク大学の研究チームはモナリザのオリジナル画像に修正を施し、オリジナルよりも徐々に笑顔が強調された画像を4種類、逆にオリジナルの画像よりも哀しさが徐々に強調されてくる画像を4種類作り、合計9枚の絵をランダムに実験参加者に見せて描かれたモナリザが「幸せ」なのか「哀しい」のかを判断してもらった。もちろんどの絵がオリジナルであるかは参加者には伝えてはいない。


Independent」より

 幸せと哀しさの中間にあるオリジナルのモナリザには最もバラつきのある回答が寄せられるのではないかという予測もあったのだが、収集した回答データを分析してみると、驚くべきことにオリジナルのモナリザを見た参加者の回答の97%が絵の人物が「幸せ」であると判断していたのだ。したがってモナリザの微笑は笑顔であるとみてまず間違いないということになる。

 しかしこれには後日談もある。2回目の実験では、オリジナルの画像に加えてすべて「哀しい」方向に修正された画像を8種類用意し計9枚の画像で同様の課題を行なったのだ。その結果、最初の実験のオリジナルのモナリザよりも「少し哀しい」という評価になった。つまりオリジナル画像の評価はほかの画像の影響を受けていることになる。表情の解釈はある程度は相対的なものでもあるのだ。

「脳は幸福と悲しみの表情を判断する絶対的な尺度を持っておらず、多くは文脈に依存しています。人間の脳は範囲の全体に目を通し、以前に体験した記憶を辿って“見積もり”を出しています」と研究者は説明している。

 また一連の研究を通して別の発見ももたらされた。それは画像を見て「幸せ」と判断した場合、実に素早く行っているということだ。これはやはり人間が基本的に幸せな笑顔を好ましく感じるからではないかと考えられるという。確かに雑踏の中では幸せそうな人や笑顔の人に自然と目が向いてしまうかもしれない。

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