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2017.12.03

働き方改革で睡眠施策を導入する企業が増えている理由

去る11月7日、都庁トップによる「都庁働き方改革」が宣言され、いっそう働き方改革に対する関心が高まる昨今。日本人有業者の睡眠時間は世界的にみても短いことは有名だが、今年は各社で、働き方改革に睡眠施策を取り入れる企業が続々と登場した。

今年発表された総務省統計局による平成28年度社会生活基本調査の結果では、日本人の平均睡眠時間は男性が7時間45分、女性が7時間35分となり、男女ともに過去10年で最低の数値(女性は平成18年と同値)を記録した。特に、有業者の睡眠時間は男女平均で7時間13分という結果となり、これは社会生活基本調査が開始された昭和51年からの約40年間で最も短い時間となった。昨今、働き方改革が進んでいるが、日本人の睡眠時間は今もなお、減少し続けているようだ。

出典:社会生活基本調査(総務省統計局)

出典:社会生活基本調査(総務省統計局)

TV番組での特集を契機に、の特集により一気に認知が広がった「睡眠負債」。わずかな睡眠不足でも、日々積み重なることにより命に関わる病のリスクが高くなったり、日中のパフォーマンスが低下したりすることが明らかになっている。また、睡眠不足による日本の経済損失は約15兆円という研究結果も非営利研究機構ランド・ヨーロッパから発表されており、これは日本のGDPの2.92%、国家予算の1/6に相当する。このGDP比は調査対象の5か国(アメリカ、ドイツ、イギリス、カナダ、日本)の中でも最大の数値となっており、不眠は日本の経済成長にも大きな悪影響を与えていると言える。

そんな中、7月には食品メーカーの味の素が、睡眠の専門医、大川匡子医学博士の監修の元、独自の睡眠改善プログラムを開発。8月上旬には自社社員に向け勉強会を実施し、2週間のプログラムを実践させたところ、半数近くが仕事のパフォーマンスの満足度が向上し、また平均的な業務時間が13分短縮するなど、既に睡眠改善による働き方や私生活への好影響が見え始めている。実際にプログラムを実施した社員からは「朝が苦手だったのですが、目覚ましより早く目が覚めすっきりとした朝をむかえることができた」「熟睡感や翌日の活動も改善することができました」などの声も上がっている。

味の素“睡眠改善プログラムwith グリナ”睡眠に関するアンケート(事前/事後)2017年8月より

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