
■連載/一条真人の検証日記
現在のスマホはハイエンド製品が新たな市場の可能性を探っているのに対して、日用品として優れたような製品も登場している。これは単純にローエンドで買いやすい製品ではなく、日常的に使うのに十分な製品たちだ。
少し前に紹介したUQモバイルの「DIGNO V」もそんなスマホだ。1.22メートルの高さから落としても大丈夫なタフネスを持ち、IPX5/IPX8の防水、IPX5Xの防塵性能を持っている。また、画面が振動して音を出す「スマートソニックレシーバー」機能で、周囲に騒音があっても音が聞きやすい。スペックは高くないが、日用品としては役に立ちそうだ。
日常的な使用のなかでは落としたり、水に濡らしたりするリスクがある。最近では防水のスマホは増えたが、落としても大丈夫なスマホはまだ多くないのが現実だ。
そして、そういったレンジに強いメーカーとして富士通がある。Arrows M03はIPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵機能を持ち、MIL規格14項目準拠(1.22メートルからのラワン材(木材)への落下に耐える)のタフネスさを持っている。DIGNO Vと大差ないタフさを持っているわけだ。
しかし、DIGNO Vが最新機種であるのに対して、M03は前世代の機種なのだ。最近、このM03の後継機であるM04がリリースされた。
そして、多くの人の予想通り、M04はM03よりもタフなスマホになっている。