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2017.12.01

戦略的なボンヤリで創造性をアップさせる方法

 授業中にボンヤリと考え事をしていて先生に注意された経験があるだろうか。あるいはよく注意されている同級生がいなかっただろうか。通信簿に“注意散漫”と書き込まれてしまいそうなこうした“ボンヤリ癖”なのだが、最近は時と場所さえわきまえればボンヤリ癖は決して悪いものではないことがいくつもの研究で指摘されていて興味深い。

■“ボンヤリ癖”は知能とクリエイティビティの高さを示す!?

 人間の脳は何もしていない時でも、言葉にならない思いをめぐらせ、数値化できない評価をしたりするなど、実は案外活発に動いているものだ。これはDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と呼ばれる脳の働きで、脳が“準備体操”をしている状態だと考えられている。DMNの状態からはスムーズに意識的な行動に移ったり、周囲の変化に対処することができるという。

 米・ジョージア工科大学の研究チームは、112人の安静状態の脳のDMNの活動をfMRIでモニター・記録し、“ボンヤリ”時の脳の活動を分析している。

 実験参加者は、1つの点を見つめた状態で5分間、脳の活動をモニターされ、その後日常生活の中でどれくらいの頻度でボンヤリしたり、現在の状況にまったく関係ないことに思いをめぐらせているのかなど、マインドワンダリング(mind wandering)関する詳細な質問に回答した。

 脳活動のデータと調査の回答を分析したところ研究チームは、ボンヤリしがちな傾向と、知能・創造性の高さに関係性があることを突き止めたということだ。


Science Alert」より

「人々はボンヤリすることを、集中が持続できない悪い癖だと考える傾向があります。私たちの研究は、それが必ずしも真実ではないことを示しています。そして“ボンヤリ癖”のある一部の人々はより効率的な脳の持ち主なのです」とジョージア工科大学のエリック・シューマッハ氏は語る。

 ボンヤリ癖のある人は、脳のDMNの活動において脳の各領域の接続が密接で、さらに知能テストと創造力テストにおいて成績が高い傾向があることがわかった。つまりボンヤリ癖は知能の高さを示すものであったのだ。

 研究はまだ初歩的段階であることは研究チームも認めているが、今後のさらなる研究で、知能の高い児童の理解など教育現場に新たな知見をもたらすことなどが期待できるということだ。ボンヤリ癖のあるお子さんをお持ちの親御さんは、それほど心配することはないのかもしれない。

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