
人間が生命活動を維持するうえで欠かすことのできない「5大栄養素」。これをバランスよく摂取することが、脳の働きにも大きな影響を及ぼすことが明らかになった!
■川島教授が解明した「脳を元気にする新常識」とは?
「脳トレ」で知られる川島隆太・東北大学教授と、大塚製薬によって行なわれた興味深い共同研究結果がある。テーマは「朝食の栄養価が及ぼす認知機能への影響:fMRI試験」。最も脳がよく働くためには何が必要なのかを、脳科学的に実験したものだ。
朝食の欠食習慣のない成人男女6名に、水、糖液、栄養バランスのよい食品を摂取してもらい、脳活動や自覚症状を計測。すると「脳の活性化には栄養バランスが最も大切」であることが実証された。
個別の実験結果やデータは上のコラムを参照してほしいが、中には従来の脳科学の「常識」を覆すような結果も含まれており、注目すべき内容となっている。
また大塚製薬では、「社会人の時間の使い方と集中力に関する調査」を実施。全体の約7割が「忙しい」と感じる中、時間能率向上=タイムパフォーマンスを意識して自分も成長したい、そんな考えが浸透していることもわかった。
限られた時間の中で、栄養バランスのとれた食事で脳を活性化させ、集中力とタイムパフォーマンスを高めて自分の能力を発揮する。これからは脳においしい食生活がビジネスの成否を左右する!
<5大栄養素>
【タンパク質】
カラダを作る主成分。含有量の多い食品/肉、魚、卵、大豆
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エネルギー源やカラダを作る成分。含有量の多い食品/バター、油
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【糖質】
カラダのエネルギー源。含有量の多い食品/米飯、パン、麺類
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【ビタミン】
カラダの調子を整える成分。含有量の多い食品/緑黄色野菜、ウナギ、豚肉、果実