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2017.11.26

これからの時代をどう生き抜く?老子に学ぶ〝ゆるっと成功〟する方法

これからの時代をどう生きる?老子に学ぶ“ゆるっと成功”する方法

 ブラック企業での過重労働、“SNS疲れ”や炎上事件、少子高齢化、恋愛が怖い……現代を生きる若い世代を苦しめる問題の数々。いったいどうやって立ち向かっていくべきなのか、迷うことは多いだろう。

 そんな時こそ、二千年以上にわたって世界中の人々に読み継がれてきた中国古代哲学にヒントをもらってみてはどうだろう。現代よりもさらに混沌とした時代に誕生し、歴史の荒波にもまれながらも淘汰されることなく、2016年の現在に至るまで多くの人々の心を照らし続けてきた中国古代哲学なら、必ず頼りになるはずだ。前回に続き、中国哲学の著書を多数されている大阪大学文学部教授の湯浅邦弘先生に、『老子』の教えを活かして幸せに生きる方法を伺った。

■頑張っても頑張っても報われないのはなぜだろう?“ゆるく成功”するコツとは?

 外見を磨いたり、習い事を始めたり、勉強会に積極的に参加したりと“自分磨き”を頑張っているのに「幸せになれない」と感じている現代人も多い。必死に努力しながら幸せを追求しているのに、報われないと感じるのはなぜだろう。

 中には、幸せを追求するあまり、極端な行動に走る人もいる。物を捨てることや健康的な食生活も、最初は幸せになりたくて始めたのに、いつしか強迫観念になって自分自身を苦しめることも。いずれも、“行動自体は悪いことではないけれど、度を超えている”のが共通点だ。

 私たちは子どもの頃からずっと、「つらくても努力し続けることが大切だ」と教えられてきた。しかし、『老子』では、もっと“力を抜いて生きること”を勧めている。

「競争社会の中で、老子の説く『頑張らない、欲張らない』いうのは理解しづらいと思います。しかし、頑張るという“アクセル”だけでは、いつかエネルギーがなくなり、また取り返しのつかない事故につながることもあります。絶対に何も頑張らないという意味ではなく、“アクセル”とともに“ブレーキ”を適度に踏むことの必要性を説いているのです。

 また『老子』は、『何もしないようでいて、しかもすべてを成し遂げる』(37章ほか)という不思議なことも言っています。いかにも頑張っていますという姿勢は、他人に警戒感を抱かせ、また自分自身のプレッシャーともなります。一見なにも頑張っていないような、いい意味での“ゆるさ”が成功の秘訣です。“ほどほど”が大切だということです。

 また、幸福感とは、『足るを知る』(44章)という心構えによってもたらされるもの。どんなに良いポストや高い給与を得ても、満足するという気持ちがなければ、永遠に充足感は得られません。欲望の度合いを少し引き下げて、自分の夢との調整をはからないと幸せはやってこないのです」

 有名な「足るを知る」が含まれる第44章の全文は以下のとおり。私たちが一度に手にすることができる量は、限られている。欲張るほど、後々失うものも多くなる。

<愛する度合いが強すぎれば失うときのショックもまた大きい。たくさんのものを保有していれば失う度合いもまた大きい。足るということを知っていれば、恥ずかしい目に遭うこともなく、一定のとろこでとどまることを知っていれば危険な目に遭うこともない。それがいつまでもそのままでいられる秘訣である。(第四十四章)>(『入門 老荘思想』より)

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