
家人の留守を狙い盗みをはたらく”空き巣”をはじめ、侵入窃盗の被害は絶えない。とりわけ旅行シーズンや帰省が伴う年末年始に犯罪被害は増えがちだ。そこで、実用的な防犯グッズ&防犯アプリをご紹介したい。これが防犯の一助となればうれしい限りだ。
■1日132件!あなたの住宅も狙われている
家族での楽しいひとときを求め外出する際、どうしても気になるのが留守宅の安全。カギや雨戸を締め、ご近所にもお声がけをし、旅の準備に万全を期したつもりでも、悪党はあなたの大切な財産を狙っている。
警察庁によると平成26年に発生した侵入窃盗は全国で4万8120件だったという。平成15年以降減少傾向にあるというが、それでも1日に約132件の住宅への侵入窃盗が発生している。侵入窃盗のうち住宅が56.1%と最も多いという。侵入窃盗の手口を調べたところ約4割が空き巣被害とのこと。そう、行楽で留守にしてしまった住宅は、空き巣犯にとって格好のエジキになるのだ。
■ガラス破りと玄関からの侵入が7割以上
同じく警察庁が発表した資料によれば、侵入の手口も見えてくる。最も多い侵入手段は…なんと無締まりを狙った犯行。当たり前だが施錠は忘れずに行う、これが防犯への第一歩だ。(後ほどカギの閉め忘れ対策グッズもご紹介したい)。
一方、防ぎようのない被害で最も多いのはガラス破り。窓ガラスを割って侵入するケースだ。続いて表出入り口からの侵入。これら無締まり、ガラス破り、表出入り口からの侵入が手口の7割~8割とされている。つまり、出入り口侵入と窓ガラス破りを止められれば、犯罪の7~8割程度を防げる勘定になる。そこで、今回の防犯は玄関と窓対策を中心に考えてみる。
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