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2017.11.21

西日本鉄道「さよなら8000形ラストランツアー」で参加者がひとつになった感動の1分48秒

「西鉄」こと、西日本鉄道の最高傑作、8000形(「はっせんけい」と読む)が1989年2月の登場から29年目の2017年10月15日限りで引退した。そのラストを追跡する。

☆8000形特急リターンズ

■復活

 現役最後の8000形8051編成が太宰府観光列車初代『旅人-たびと-』を勇退したあと、ほぼオリジナルの状態に復元され、2017年10月7日から10月15日まで9日間に渡る引退記念イベントに臨んだ。

 初日は筑紫車両基地で、「8000形撮影会・部品オークション」(参加費2,000円、募集人数100名)が行なわれた。

 2日目から8日目までは「8000形さよなら運行」で、“花形”の特急運用が復活(8日目を除く)。“もう1度、8000形特急を味わいたい”人にとっては、ラストチャンスである。

 私は天神大牟田線福岡(天神)の改札を9時40分頃に入場した際、すでに先頭1号車大牟田寄りの2ドア車乗車口では、5人のレールファンが並んでいた。狙うはパノラマゾーン。8000形の魅力を存分に味わえる“特等席”だ。

 10時23分、“オマタセ、ベイベー”と言わんばかりに、8000形の特急大牟田行きが入線。原色の特急運用は2016年10月2日以来、11か月ぶり。気のせいか、車体は磨き抜かれたかのような輝きを魅せる。

 乗降用ドアが開くと、1号車のパノラマゾーン12席はほとんど埋まった。シートモケットは初代『旅人-たびと-』のままで、特別な雰囲気をより一層醸し出す。


引退記念イベント用の中吊り広告。

 車内の中吊り広告は、「ありがとう8000形」、「さよなら8000形」を交互に配し、この車両が2017年10月15日をもって引退することを乗客に伝える。

10時30分、イッツ・ショータイム。

■疾走

 特急大牟田行きは、2017年8月26日のダイヤ改正で特急停車駅に加わった大橋に停まる。8000形特急にとっては、引退直前での新規停車となった。ここは博多南駅方面への西鉄バスが発着しており、鉄道の“乗りつぶし派”にとっては、効率よく移動できる。

 高架化工事に伴う徐行区間を抜けると、最高速度110km/hで疾走。パノラマゾーンに坐っているせいか、もっと速く感じる。特に単線区間では、複線と単線の境目と停車駅を除き、複線区間と同じ速度で駆け抜けるので、“単線を走る特急料金不要の私鉄特急では、西鉄がもっとも速い”と断言できる。

 ダイナミックな走りに、パノラマゾーンで談笑していたレールファンらが自然と静かになり、8000形の力走を心に刻み込んでいるようだ。

 福岡(天神)―大牟田間(74.8キロ)の最速所要時間は61分。表定速度(途中駅の停車時間も含めた平均速度)は73.6 km/hで、特急料金不要の私鉄特急では、もっとも高い。

 参考までに、並行するJR九州鹿児島本線快速の博多―大牟田間(69.3キロ)の最速所要時間は62分、表定速度は67.1km/hである。

■終点

 
終点到着後、3号車のスタンプ台が盛況していた。

 11時33分、終点大牟田に到着し、63分間のショータイムが終わった。8000形の疾走を存分に堪能した乗客は撮影のほか、3号車の記念スタンプ台に向かう。あらかじめ用意されたスタンプ台紙を取り出し、2種類のスタンプを押す。

 スタンプ台紙の大きさは官製はがきと同じなので、宛先を書き、62円切手を貼ると、絵葉書として出せそうだ。“エキチカ”の大牟田郵便局では、風景印を取り扱っており、“旅先からのたより”をより強調できるだろう。

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