
■連載/ペットゥモロー通信
ねこの絵を描くときに特徴的なのは、やっぱり口もとでしょう。「ω」の記号で表されたり、「ひげ袋」や「鼻たぶ」などと呼ばれたりする部分には、「ウィスカーパッド」という正式名称があります。そこから左右に3本ずつくらい毛を生やせば、それだけで猫だとわかるはず。ひげ袋フェチも多い、猫のチャームポイントのひとつです。
でも実は、猫のひげは結構ボーボーに生えています。我が家の愛猫・睦月の場合、体が黒いので白いひげがよりはっきりとして、なんだかたくましい印象。まゆ毛もピンピンと白く伸びていますし、よく見ると頬やのどのほうからもひげが出ています。まるで無精ひげ…。気づくと気になってくるこのひげ、切ってしまっても良いのでしょうか?
口ひげの他に、まゆ毛のようなものや、頬などからもピンピンと飛び出した白い毛が。
犬はひげカットをするトリミングサロンも
犬の場合は、トリミングサロンで「ひげもカットしますか?」と聞かれることがあります。我が家のボーダーコリー・小雪は、基本的に毛のカットが必要ないと言われる犬種。それでもシャンプーをお願いしたときにそう聞かれて、思わず「何のためにひげを切るんですか?」と聞いてしまいました。
手指の間の余分な毛を切るのは、肉球を出してすべらないようにするためなど、理由がありますからね。でもサロンの方によると、ひげは好き嫌いで「見た目」の問題なのだとか。試しに一度切ってもらったら、確かにちょっとお上品な顔になりました(笑)。
諸説ありますが、犬の場合はひげを切ってもそこまで大きな問題はないとされています。我が家では先の一度きり切っていませんが、顔回りをすっきりさせたいわんちゃんには良いかもしれません。しかし、猫ちゃんの場合はそれが大問題に。絶対に切ってはいけないと言われているのです…!
犬と猫では、ひげの役割が大きく違います!