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デジタル全盛の時代だからこそ見直したい〝手書き〟がもたらす4つの効能

2017.11.17

■文字よりも絵にしたほうか記憶に残る

 実際に手を動かし、紙の上にペンで文字を書く行為にさまざまな効能があることがわかったが、文字よりもスケッチを描くほうがその効果はさらに大きくなるという研究も発表されている。物事を単語や文章にして書き留めておくよりも、スケッチにして描いたほうがより記憶に残りやすくなるということだ。

 カナダ・ウォータールー大学の研究チームの発表によれば、一連の実験を通じて、対象物を文字で記録するよりも絵に描いたほうが、後から思い出しやすい傾向にあることがわかったということだ。つまり文字情報よりも、画像情報のほうが記憶に残るということである。

パソコン&スマホ全盛の時代だからこそ習慣づけたい“手書き”の時間
NY Mag」より

 実験のひとつでは、参加者に「リンゴ」などの絵に描きやすい単語を40秒かけて次々に記憶してもらったのだが、Aグループは時間いっぱいノートに単語を書き記しながら暗記し、Bグループはその単語の絵を描いて記憶したのだ。その後の、一連の単語をできるかぎり思い出してもらったのだが、絵を描いて暗記したBグループのほうが2倍以上も多く単語を思い出すことができたという。絵を描くことは単に文字を綴るよりも脳の多くの機能を使っているため、より強い印象が記憶に刻み込まれることを研究者は指摘している。

「絵を描くことで思い出す際に利用できる、いくつもの要素が組み合わさった“記憶の手がかり”が得られます。このため絵にした物事の記憶はより辿りやすいものになるのです」と研究は結ばれている。

 もちろん記憶しておきたい物事の中には、なかなか絵にし難いものもあるだろうし、どのくらい素早く絵を描けるのかという個別的な“絵心”も影響してくると思われるが、興味深い脳のメカニズムであることは確かだろう。ぜひとも記憶に留めておきたいという物事に出くわした際には、簡単な絵を描いてみてもよさそうだ。そのためにはスマホだけでなく、ペンと紙もできる限りいつも携行しておきたい。

文/仲田しんじ

フリーライター。海外ニュースからゲーム情報、アダルトネタまで守備範囲は広い。つい放置しがちなツイッターは @nakata66shinji

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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