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2017.11.17

デジタル全盛の時代だからこそ見直したい〝手書き〟がもたらす4つの効能

パソコン&スマホ全盛の時代だからこそ習慣づけたい“手書き”の時間

 たった一行でもいいから今日起った出来事を書き留めておくと、それが将来どう“化ける”かわからないという。何気ない日常の短い記録が将来に貴重な発見をもたらしてくれるかもしれないのだ。

■日常の些細な体験が過少評価されすぎている!?

 今この場で100万円もらえるのと、3年後に200万円もらえるという選択を提示されたら、どちらを選ぶだろうか。もちろんそれぞれの考え方次第だが、今すぐ100万円を受け取りたいと考える向きが多いかもしれない。その場合、たとえ倍額がもらえるにしても3年間という期間がそれを打ち消しているのだ。

 では、10年後に100万円をもらうのと、13年後に200万円をもらうのだったらどちらを選ぶだろうか。これも同じく、2つの選択の間のギャップは3年である。こちらのケースでは、どうせ10年以上待つのであれば、もう3年余計に待って倍額を手にしたほうが得だと考える人のほうが多くなるかもしれない。

 これはつまり「3年間」の価値が変化したことになる。明日からの3年間と、将来のある時点からの3年間は同じものには感じられないということだ。このように時間が経過することで価値が変わってまい、意思決定に矛盾が生じてきてしまうことを「時間的不整合性(time inconsistency)」という。ある物事についての現在の評価が、将来においても同じであるとは限らないということだ。

 そして、我々は今の生活の些細な出来事を過小評価しすぎていると指摘しているのが、ハーバードビジネススクールの心理学者、ティン・チャン氏らの研究チームだ。

パソコン&スマホ全盛の時代だからこそ習慣づけたい“手書き”の時間
NY Mag」より

 研究では、ボランティアの実験参加者に“夏の思い出”の記録を残してもらった。ひと夏の間の日々の出来事や思い浮かんだ考えを簡単に記録し、その間に撮った写真なども残してもらったのだ。その後、これらの“夏の思い出”がそれぞれどの程度貴重なものかを、自身が過去に味わった忘れられない出来事などと比較して評価してもらったのだ。そしてこの作業はいったん終わる。

 7か月後、この夏の思い出が詰まった“タイムカプセル”を開けて、当人に再び思い出の貴重さを評価してもらった。するとほとんどのケースで、当初の評価を上回るものになったということだ。つまり7か月という歳月が、夏の思い出の価値を高めたのだ。

 このことから研究者たちは、些細な日々の出来事でも簡潔に記録しておくことで、それが将来きわめて高い価値を帯びた情報ソースになり得ることを指摘している。我々は今現在体験していることを過少評価しすぎているというのである。これは暮らしの局面だけでなく、日々の仕事にも当てはまることだろう。少しでも気になったことがあればその価値の評価はいったい度外視して、なんでも簡単に書き留めておくことがその後の大きな発見に繋がるということなのかもしれない。

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