
ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」にて、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『人工知能(AI)& ロボット 月次定点調査(2017年9月度)』の結果を発表した。
まず、ペットや家族の一員のように会話をしたり、遊んだりでき、家族の見守りや留守番などが行なえる家庭用ソーシャルロボットについて、「所有している」人は4.5%、「いずれ欲しいと思っている」人は10.7%で、合計すると15.2%が興味を持っていることがわかった。一方、「知っているが、購入しようとは思わない」人は57.0%、「自身や家族が以前は所有していたが、今は持っていない」人は2.8%となっている。
現在、AIやロボットは、音声や話し方、見た目が人間らしいものから、そうでないものまで幅広く開発されています。AIやロボットの音声や話し方、見た目について、「人間らしい方がよい」と思っている人は21.2%、「人間らしくない方がよい」と思っている人は15.1%、「提供するサービスによって、人間らしさとロボットらしさを使い分けるべき」と思っている人は50.7%だった。
AIを活用したさまざまな機器やサービスが提供されはじめているが、スマートフォンなどのデバイスに搭載されたAIアシスタントや、AIスピーカーなどから個人情報が収集され、クラウド上に蓄積されていくことについて懸念する報道も見受けられる。AIを活用したサービスを受ける際に個人情報を提供することについて、「不安を感じるし、サービス利用のためとはいえ、抵抗を感じる」人は37.2%、「不安を感じるが、サービス利用のためなら抵抗は感じない」人は23.3%。合計すると60.5%の人が不安を感じていることになる。
画家の仕事は「AIやロボットに置きかわってほしくない」と回答した人は63.5%。陶芸家は63.0%、書道家は63.5%、彫刻家は61.5%と、いずれも6割を超えた。作り手の個性があらわれる芸術品は、やはり人手によって生み出されてほしいと考える人が多いようだ。
■調査概要
調査名/『人工知能(AI)&ロボット月次定点調査 (2017年9月度)』
調査期間/2017年9月29日(金)~10月1日(日)
調査対象/15歳~69歳の男女1100名
文/編集部
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