人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2017.11.13

SNSで拡がる〝フードポルノ〟が及ぼすメリットとデメリット

■カメラは幸せの“発生装置”

“フードポルノ”あるいは食べ物画像ばかりでなく、自撮りを含めて日々の記録をこまめに写真に残していることは、生活全般の幸福感を高めるという研究も報告されている。

 今年6月に南カリフォルニア大学の研究チームが「Journal of Personality and Social Psychology」に発表した論文では、2005人もの参加者によって調査された大がかりな実験が紹介されている。数は大規模ながらも、内容はシンプルな調査で、2005人の参加者にさまざまなアクティビティを行なってもらい、一方のグループにはカメラ持参で写真を多く撮ることを心がけてもらい、他方のグループはカメラを持たずに行なってもらった。その後、それぞれのアクティビティ体験がどれほど楽しかったのかを評価してもらったのだ。

なぜSNSに食べ物画像が氾濫しているのか? “フードポルノ”を科学する
Your Tango」より

 ダブルデッカーのバスに乗ったり、ミュージアムでアート観賞をしたり、地元の料理に舌鼓を打ったりという、観光旅行的な9種類のアクティビティを体験してもらったのだが、やはり結果は予想通りで、なるべく多く写真を撮った参加者ほど、楽しい体験をしている傾向が判明した。

「写真を撮らないことに比べれば、写真をとる行為が当事者意識を高め、アクティビティ体験が前向きに楽しめることを、この研究は示しています」と南カリフォルニア大学のクリスティン・ディール研究員は語る。決して大げさな話ではなく、写真が幸せな生活のカギを握っているということになるのだ。

 またこれは観光旅行的なアクティビティだけでなく、通勤や買い物といった平凡な日常の中の行為も写真を撮ることで楽しい体験になることが示唆されている。とすれば、カメラ(スマホのカメラ機能)はまさに幸せの“発生装置”ということになるのかもしれない。SNSに投稿するしないに関わらず、目にした気になる物事は億劫がらずにカメラに収める習慣をつけてもよさそうだ。

文/仲田しんじ

フリーライター。海外ニュースからゲーム情報、アダルトネタまで守備範囲は広い。つい放置しがちなツイッターは @nakata66shinji

※記事内のデータ等については取材時のものです。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年7月16日(月) 発売

DIME最新号の特集は「熱帯夜を乗り切る睡眠テク50」!プレモル電動式神泡サーバーを1000名にプレゼント!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ