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SNSで拡がる〝フードポルノ〟が及ぼすメリットとデメリット(2017.11.13)

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なぜSNSに食べ物画像が氾濫しているのか? “フードポルノ”を科学する

 撮影した画像が手軽に投稿できるインスタグラムの人気も後押ししてか、ネット上には世界中の人々のプライベート写真が溢れかえっているのはご存知の通りだ。その中でも、自撮り画像と並んで目立っているのが食べ物の画像ではないだろうか。

■“フードポルノ”のメンタル面の危険性

 ご他聞に漏れず、日本語のSNSには特に食べ物画像が多く投稿されていることが指摘されていて、今や日本語ブログの特徴として認識されている。しかしもちろん世界的にもフード系ブロガーが数多く活動しており、それぞれ精力的に日々のご馳走の画像を投稿していることはいうまでもない。

 食べ物にあまり興味のない者からしてみれば、ネット上に氾濫する食べ物画像はそれほど気にならないのだろうが、一方で食いしん坊やグルメの面々、あるいは食事制限中やダイエット中の人々にとってはいずれも目を引くものになり、ついついチェックしてしまうことからこれらの食べ物画像は“フードポルノ”という不名誉な(!?)呼称さえ与えられ、まさにSNS時代を象徴する賛否両論の行為になっている。

 また料理を提供する店舗側にしても反応はさまざまで、宣伝になるとして歓迎している店がある一方、ほかの来店客に迷惑がかかるとして「撮影禁止」を明示する店もある(法的には料理のみの撮影&ネット投稿は問題ないといわれているが)。

なぜSNSに食べ物画像が氾濫しているのか? “フードポルノ”を科学する
Eater」より

 そしてネット利用者ならよくよくご存知のことと思うが、自らの食生活をかなりの割合で画像に収めてアップしている“グルメブロガー”も少なくなく、その中には多数のフォロワーを獲得して人気を得ているケースも見られる。

 いわゆる“グルメリポーター”と化している場合もあるのだが、それでも毎度の食事の画像を撮影しアップロードするという行為が明らかに偏執的である場合、投稿者には何からのメンタルな問題を抱えているのではないかという指摘を、カナダ・トロント大学のヴァレリー・テイラー医学博士が行っている。何が問題なのかといえば、こうした人々は毎日の生活の中で“食”が最大の関心事になっているという点だ。

「私たちは自分にとって重要なモノを写真に収めます。ある種の人々にとっては、一緒に行った人やお店以上に、その料理が興味の中心になっているのです」(ヴァレリー・テイラー博士)

 食事に考えが支配されている状態は、過食にもなれば拒食にもなり得るという。自発的なフードブロガーは、投稿を続けているうちに食べ物に対する歪んだ複雑な認識が形成され、摂食障害に繋がる潜在的な危険性があるということである。

 南カリフォルニア大学の研究では、ネット上の“フードポルノ”は肥満に結びつくと指摘しており、またこれはアメリカならではの現象のようだが、食べ物や料理を絵柄にした「フードタトゥー」をカラダの各所に入れる人々にも共通しているリスクではないかということだ。SNSに氾濫する食べ物画像は“悪者”になってしまうのだろうか……。

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