
風邪の引きはじめだと思ったら、「長ネギを首に巻く」「お茶でうがいをする」など、おばあちゃんの知恵袋のような民間療法を、自宅でやった経験がある人は少なくないだろう。この民間療法、大人になった今でも、なんとなくやっているとき、ふと、「これって本当に効くの?」と不安になることもあるはずだ。そこで、内科医にこれらの民間療法はどのような効果があるのかを聞いてみた。
■風邪の引きはじめにみんながやっていること
幼い頃、風邪の引きはじめに自宅でやっていたことをぜひ思い出してほしい。多くの人たちは、どんなことを行なっているのだろうか。クラシエが2015年10月に全国の20歳〜69歳の男女1000名に対して行った「かぜのひきはじめとその前兆」に関するアンケートの結果では、「ご家庭で受け継がれている民間療法がありますか?」に「ある」と答えたのが16.1%。そのうち、多かったのが、次のランキング結果だ。
第1位 生姜スープを飲む
第2位 卵酒を飲む
第3位 くず湯を飲む
第4位 お茶でうがいをする
第5位 大根シロップを飲む
第6位 長ネギ湿布を首に巻く
第7位 焼きみかんを食べる
第8位 梅醤番茶を飲む
【参照】かぜに関するアンケート結果2015年度版/クラシエ製薬
これらの一つや二つの方法は、いまだに家庭で受け継がれているという人もいるのではないだろうか。