
街中で空を見上げる程度の経験しかないという人も本格的な星空観測デビューをするなら今! 簡単なコツを押さえて出かけよう。
◎観測地点のキープは日中に! 夜間のクルマのヘッドライトは要注意
観測は月明かりが無い日、場所のチェックも事前にしておくといい。観測者の迷惑にならないよう、夜間にクルマで進入する時は安全に充分注意した上でヘッドライトを消しポジション球(スモールランプ)を使おう。
◎星座早見盤と懐中電灯は必須。懐中電灯にはひと工夫を!
見えている星を知るには星座早見盤が必須。最近はスマホアプリも多く配信されている。また、暗闇に目が慣れるまでは10分ほどかかるので観測途中の懐中電灯の使用は注意。光源部に赤いセロハンを貼って減光しておくといい。
◎双眼鏡は倍率7〜10倍、口径50mmくらいがベスト
星空観測には倍率7〜10倍、口径50mm程度の双眼鏡が向く。口径が大きすぎると本体が重くなり、倍率が高すぎると手ブレしやすくなってしまう。双眼鏡に書いてある表記の見方は、例えば「8×56」は倍率8倍、口径56mmだ。
◎双眼鏡はただ覗くだけではNG! 位置を合わせてしっかりホールド
双眼鏡で星を捉えるにはピントと持ち方が重要。まず双眼鏡を自分の目の幅に合わせて中央の軸を中心に折り曲げていき、両眼で見える視界の円がひとつに重なった時の幅が正しい位置だ。脇を締めて両手でしっかりと持とう。
文/編集部