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ペット版在宅ホスピスケア・往診という選択肢について考える

2017.11.05

■連載/ペットゥモロー通信

筆者が子どもの頃、家族が病気になったりすると、近所の町医者に往診を頼んだものだ。白衣や聴診器、消毒液の匂い等々に少々緊張を感じながらも、自宅で診察や治療を受けられるというのは楽だった気がする。今、往診をしてくれる病院はどのくらいあるのだろうか?

そう言えば、筆者の愛犬が高齢となり、寝たきりとなった時、掛かりつけの動物病院が往診可能だったら、少し楽になるかもしれない…と考えたことがあった。

動物病院へ行くには、ペットのサイズが大きくなるほど、そして体調が思わしくなかったり、高齢であったりするほど、さらには自宅から病院までの距離があるほどに車移動が必要となってくる。

しかし、すべての飼い主さんが車の運転ができるというわけでもなく、車を持っているというわけでもない。飼い主さん自身が高齢であったり、病気があったり、ケガをしているというような場合には、なおさら移動は難しくなるだろう。

実際には、動物病院へ連れて行ってやりたいのはやまやまだが、難しい状況にあるという飼い主さんも少なくはないはずだ。

また、動物病院へ行くということ自体、当のペットにとってはストレスになることもある。

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<関連記事>
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こと高齢期に入り、寝たきりになっている場合や、容態が重たい場合、そしてペットの性格などによっては、動物病院へ行くよりも、自宅で診て欲しいと思うこともあるのではないだろうか。ペットが末期の状況であるなら、自宅で看取りたい、ターミナルケアは自宅でと思うこともあるだろう。

筆者の愛犬の場合、掛かりつけの動物病院で、「お預かりすればそれなりの治療行為はできる分、多少命を長らえることはできますが、病院で亡くなることになり、タイミングによっては看取りに立ち会えないことがあります。ご自宅で世話をするのでしたら、亡くなる時期がそれより早くなるかもしれませんが、どちらにしますか?」と聞かれ、筆者は迷わずに後者を選んだ。

たとえ旅立ちが少し早まろうと、最期の時は、一緒にいてやりたかったし、一緒にいて欲しかったからだ。そんな末期の状況でも、容態が悪化すれば病院に行くわけだが、正直、移動させるだけでも忍びなかった。あの時、在宅ホスピスケアがあったら…と、今は思う。

以前、筆者は移動診療車を所有している動物病院を取材させてもらったことがあったが、その地域では高齢者も多く、なかなかペットを病院へ連れて行けないという飼い主さんのため、そして高齢ペットの往診にも移動診療車を活用しているという話であった。現在では積極的に往診を行う動物病院も多く、また、往診専門の動物病院がいくつも登場しており、中には緩和ケアやターミナルケアに力を入れた病院もある。

アメリカからは在宅ホスピスケア、または安楽死のためのケアを専門に行う往診型の獣医療サービスの需要が伸びているという話題があった(*1)。

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