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2017.11.04

アドビの人工知能「Adobe Sensei」と学ぶ未来のデザイン論

 AI(人工知能)と聞くと、人の仕事を奪ってしまうのではないか? という議論がよく交わされる。一方で、声でスマホを操作できるのはAIのおかげであり、AIは毎日の生活で身近になってきた。さらに日常生活のサポートをしてくれる対話型AIスピーカーが今秋から日本でも発売が開始され、グーグルホームやソニーの対話型スピーカーが家の中で使われる日も近い。

 今、デザインの専門家の間では、2016年にリリースされた「Adobe Sensei」が、再度話題になっている。Adobe Senseiとはアドビ独自のAIと機械学習が統合された環境を指し、同社が提供するサービスで横断的に活用され、デジタル体験の大幅な向上に貢献している。Senseiは日本語の「先生」に由来し、一方的に教えるだけでなく互いに教え学びあうという意味を持ち、経験を重ねて知識や知恵を備えていく機械学習の性質も持っている。

 クリエイティブの祭典「Adobe Max 2017」(2017年10月17から20日にラスベガスで実施)に招待を受けて参加してきた。そこで発表されたAdobe Senseiを活用した、デザインに関わる次世代デジタル体験を紹介したい。世界中からクリエイター1万2千人が集まり、Adobe Senseiも紹介された基調講演では新サービスや機能が発表される度に歓声と拍手が起こり、熱気に包まれていた。

■Adobe Senseiのおかげで、ビジネスでもすぐに役立つ機能が新登場

 スマートフォンの普及で、誰もがフォトグラファーであり、デザイナーにもなれる時代だ。SNSでのビジュアルコミュニケーションも当たり前で、仕事でもビジュアル素材を使った資料作成の場面も少なくない。必要な写真を探し、修正・加工して、アイデアを形にするには手間も時間もかかるのは、今や誰もが体験している。プロのクリエイターにとってはその作業の時間を削って創作活動に回せれば、作業効率も良く、さらに新たなアイデア創出にもつながるのは容易に想像できる。Adobe Max2017の発表時に拍手喝采を受けた、以下の2つの新サービスは、そのような視点からクリエイターをサポートしている。

【Adobe Dimension CC】

 平面で作成された画像を3Dの画像の上で短時間で簡単に処理できる機能。例えば新製品のパッケージデザインを3D上で試作したり、ロゴを製品に貼り付けてデザイン調整するなどで役立つ。さらに3Dの製品そのものの素材をガラスからプラスチックに、あるいは色を変換したり、回転させて様々な角度から見たり、背景やライティング環境を変えたりと、まるで実物を見ているかのようにデジタル画面上で自由自在に処理できる。また、アドビが提供する1億以上のストック素材と連動すれば、簡単にデザインの方向を決めたり、作業時間を短縮したりするのにも役立つ。デザインの専門家でなくてもデザイナーと一緒に画面を見ながら効率的にデザイン評価をするなど、活用方法も色々とありそうだ。


スタジオのようなライティングを取り入れた画像


背景を取り込んだ画像

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