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2017.10.31

「メイド・イン・ジャパン=高品質」はどこへ行った?日本企業も学びたいファーウェイのモノづくり

 リー氏がそう胸を張るファーウェイ製品の生産現場の取材で、松山湖にあるファーウェイの自社工場を訪れた。今回取材した「松山湖生産ライン」は2009年から稼働を開始したファーウェイが中国国内に置く工場の1つ。深圳の本社から約50km離れた場所にあり、約1.4平方kmの敷地に2万人以上の作業員が勤務する。ここでは最新のHUAWEI P10シリーズをはじめとするスマートフォンの生産を行なっている。

 

 見学したP10の生産ラインの長さはおよそ120メートルで、約28人が作業に従事する。この120メートル規模の生産ラインが1フロア内に18ライン設けられており、それぞれの1ラインで、基板への部品実装、検証、梱包に至るまで一気に行なっている。工場敷地内では、写真撮影だけでなく、あらゆる電子機器の持ち込みも禁止。厳格な作業・検査工程のもとスマートフォンが1台ずつ完成していく様子を見学できた。

 同工場の月産可能台数はトータルで130万台とされ、現在は約28.5秒に1台のペースでスマートフォンが生産されているという。ラインのすぐ横にはエンジニアが待機しており、生産時になにか問題が起こった際にはすぐ対処するとともに、生産時のフィードバックを開発に生かしてる。工場の壁には「KAIZEN」の文字もあり、日本のものづくりが世界に誇る「トヨタ生産方式」もうまく取り入れているようだった。

 多くの工程はロボットで自動化されていたが、ディスプレーやオーディオ機能、カメラのチェックなどは人が目視でチェックを行なっていた。積極的に自動化を進めつつ、多くの工程に人による品質チェックを盛り込んでいるとのことだ。もちろん生産されるスマホには1台1台にバーコードがついており、異常が起きた場合はすぐに追跡できるようになっている。

 スマートフォン開発に必要なパーツ調達などサプライヤー各社を取り仕切るサニー・ウー氏によると、ファーウェイでは製品の品質を保証するため、5段階のセーフティーネットを設けているという。製造工程での品質チェックはもちろん、R&D(研究・開発)での製品デザインや、サプライヤーの選定、調達した資材そのもの、そして製品出荷後のアフターサービスでも製品の品質を管理することが、質の向上へとつながっている。


コンシューマービジネスグループ インテグレーテッドデリバリーマネージメント ストラテジープランニング ディレクターのサニー・ウー氏

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