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2017.10.26

ゴシップ話が脳にとっても健康にとっても良い理由

 週刊誌やワイドショー、最近はネットニュースを眺めてもゴシップ話で溢れかえっているのはご存知の通り。有名人に関してだけでなく身の回りの人々のウワサ話などは男性女性に関係なくよく話題にするものだが、ゴシップを話す行為は男性と女性とでは少し異なる意味を持っていることが最新の研究で指摘されている。

■我々は進化人類学的にゴシップ好き!?

 直接対決をすればこちらが負けるようなライバルがいた場合、評判を落とすウワサ話を流して失脚させることがでればこれほど楽なことはないだろう。もちろんこうした策略がバレれば一転して非難を浴びるリスクがあるものの、純粋な競争を超えたレベルで相手に勝つための“戦略”であることには変わりない。

 そしてこうした戦略を画策する能力は人間が進化人類学的に培ってきた能力であって、人間と他の動物との一線を画す優秀さを示すものであり、日常においてはゴシップ話をすることで保たれているというから興味深い。我々は進化人類学的にゴシップ好きであったのだ。

「ゴシップ話はきわめて高度なソーシャルスキルであり、女性にとっては性淘汰競争に勝ち残るための能力です」と語るのはカナダ・オタワ大学のアダム・デイビス氏だ。

 デイビス氏が率いる研究チームが先ごろ、発達心理学系ジャーナル「Evolutionary Psychological Science」で発表した研究は、290人の学生(17歳〜30歳、異性愛者)に対して、同性間での異性獲得競争とゴシップ話(本人がいない場所での人物評)に関する詳細な質問を行なった研究を報告している。


PsyPost」より

 収集したデータを分析した結果、同性間での競争意識が高い者ほどゴシップ話を多くしている傾向が判明した。そしてやはりというべきなのか、女性のほうがこの傾向は高く、ゴシップ話の輪に加わることに意義を感じ楽しんでいる実態も明らかになった。

 ゴシップ話の内容としては、男性が当該人物(男性)の富や権力、身体能力などを話題にしているのに対し、女性はその場にいない女性のルックスやファッションなどの外見的魅力を話題にすることが多いという。研究チームによれば女性のこの傾向は、女性が女性を見る目が性的淘汰における競争力(intrasexual competitiveness)の評価に基づいていることを示すということだ。つまり“恋愛市場”における競争力が基本的な話題になっていることになる。

 そしてゴシップ好き、ウワサ話好きというのは決してネガティブな性格上の“欠陥”などではなく、きわめて高度に発達したソーシャルスキルであり、パートナーの獲得において競争力を発揮する能力であることを、セラピストやカウンセラー、教育家をはじめ一般にも広く理解されなければならないことを研究は主張している。

 もちろん誹謗中傷や名誉毀損など、人を貶める言動を行なえばそれなりの報いを受けることになるが、ゴシップの根底には他者に対する幅広い興味関心があるとも言えるだろう。今回の研究でゴシップ好きは少し肩の荷が軽くなったかも!?

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