
昨今、働き方改革を背景にしたオフィス環境の変化により、ビジネスシーンにおいてスニーカーが推奨されるなど、ジーンズを穿いているシーンも以前より増加してきた。
そこでユニクロでは10月26日の「デニムの日」に合わせて、「ビジネスシーンでのジーンズ着用の実態」や「ビジネスシーンでのジーンズの印象」、「心理的効果」など、ジーンズに関する調査を実施。その結果を公開した。
ちなみに「デニムの日」は岡山県倉敷市児島の児島ジーンズストリート推進協議会が制定。由来は10と26で「デ(10)ニム(26)」と読む語呂合わせから。
ビジネスパーソンは、ジーンズをオフィスに穿いていくことに、どのような意識を抱いているのか。ビジネスにおける服装の考え方を聞いたところ、「ジーンズを穿いて出社してみたい」と答えた人は47.3%という結果になり、約半数が憧れを持っていることが明らかになった。
しかし実際には、就業時に穿いている人は約2割の24.4%にとどまっており、憧れは持ちながらも、穿いて出社することを断念してしまっていることがわかった。
職場でジーンズを穿かない人(n=756)に理由を聞いたところ、禁止されていないにもかかわらず、「なんとなく」「着てはいけない雰囲気がある」「取引先の目が気になる」「同僚が穿いていないから」「同僚の目が気になる」など根拠がない理由から多くが諦めていることがわかる。
反面、8割近くの75.6%の人が就業時に穿くことに対して寛容的な意識を持っており、また年代にかかわらず、支持されていることが判明した。
また、就業時に穿いてもいいと思う色については、ブラックデニムが44.3%、インディゴブルーが42.9%、ホワイトデニムが25.4%、サックスブルーは24.1%という結果に。ビジネスシーンでは、濃い色の方が支持される傾向があるようだ。