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激辛ファンが「生まれたことを後悔させる」挑んだ結果…

2017.10.27

■人はどうして激辛ファンになれるのか?

 激辛ファンの存在は、一部の人には信じられないであろう。また逆に辛いモノ好きはどうしてある種の人々がスパイシー料理を忌み嫌うのか理解できないかもしれない。激辛ファンはどうして辛さに耐えられ、そして辛さを楽しめるのか。謎が多い激辛嗜好についてサイエンスの側からメスが入れられている。

1. 辛さを感じる受容体が遺伝的に少ない
 トウガラシの辛さの源の化合物であるカプサイシンを受容しているのがTRPV1と呼ばれる舌や口蓋部にある受容体なのだが、このTRPV1が生まれつき遺伝的に少ない人々も存在しているという。TRPV1はカプサイシンを受容するとその刺激を“痛み”として表現するのだが、TRPV1が少なければ痛みの程度は低くなる。つまり生まれつき辛さに鈍感なので激辛にも耐えられるのだ。

2. 日常的に辛いモノを食べている
 味覚は変化するもので、避けていたピーマンが食べられるようになったり、苦いビールを美味いと感じるようになった経験を持つ人も少なくないだろう。同じように辛さも日常的に接していることで好ましく感じてくるケースもじゅうぶんに考えられる。メキシコやインド、タイなど辛い料理が文化的に受け継がれている国では、そこに生まれただけで辛さへの耐性が自然に身につくともいえる。

 全米最大の料理学校であるカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカのウィリアム・フィリップス准教授によれば、カプサイシン受容体のTRPV1は“鍛えられる”という。繰り返し辛いモノを食べることで、辛さに過剰反応しなくなるのだ。


says.com」より

3. 個人のパーソナリティー
 ジェットコースターやお化け屋敷といったアトラクション体験、あるいはホラー映画の鑑賞などが好きで、自分からスリルを求める人々がいるが、同じように激辛メニューもある種の人々には“スリリングな体験”として楽しまれているという指摘が2012年の研究で報告されている。決して辛さへの耐性が高いわけではなく、新たな刺激を求める冒険好きなパソーナリティーが人を激辛ファンにしているということになる。

「カプサイシンを摂取した時、生物学的にはこの刺激を伝えられた脳は口の中で何かが燃えているような危険な状態として解釈します。しかし何度か繰り返すうちに脳と身体はこの感覚が危険なものではないと理解しはじめ、その時に危険が“スリル”に変るのです」とペンシルバニア州立大学の研究者であるナディア・バーンズ氏は語る。

 これは辛い料理を楽しむ文化圏に育っていなくとも立派な激辛ファンになれることの説明にもなる。そして心理学者によれば、激辛ファンになることは、自虐や自傷で快楽を得るマゾヒズムの初期段階にあるということだ。

 マゾヒズムに通じるとというのはちょっと(かなり?)不気味な感じがしてくるが、好奇心旺盛に激辛メニューを楽しめればストレス解消にも繋がるだろう。“過ぎたるはなお及ばざるがごとし”をモットーに激辛フードアイテムを体験したいものだ。

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