人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

他人とうまくコミュニケーションがとれない20代社員の特徴

2017.10.21

■ひとりで黙々と取り組む

 このタイプにも、いい部分はある。私が観察をしている限りでは、目の前の仕事をひとりで黙々と取り組む。決して怠慢ではない。むしろ、情熱的で、ひたむきだ。ひとりで完結する仕事に限っていえば、上司などから高い評価を受ける傾向はある。ただし、人材難の中小企業などに限られる。

 だが、会社においてひとりで完結する仕事は相当に少ない。ほとんどの仕事が何らかの形でほかの社員らとかかわりを持ち、進めていかざるを得ない。そこに、このタイプの社員の不幸がある。つまり、会社員をしていくと、苦手とする壁に絶えずぶつかる可能性が高い。

 ここで発想を切り返し、ほかの社員との意思疎通のあり方などを考え直し、軌道修正をするべきなのだ。しかし、なかなかしない。相変わらず、わずかな経験をもとに「俺の言うことを聞け!」とひとりよがりに進める。すると、ますます孤立し、嫌われる。なおもひとりで黙々と取り組むから、一段と反感を買われてしまうのだ。周囲からは、挑戦的に見えるのだ。

 不幸なことに、このタイプの上司は人材育成を苦手としている人が多い。特に目立つのは、丸投げだ。たとえば、成果物がある程度のレベルに達しているならば、それでよしとしまっている場合もある。これが、悪循環を加速させている。

■自分に合った職場を選ぶ

 新卒にしろ、中途にしろ、採用試験を受けるとき、このタイプは、ひとりで完結する仕事ができる部署や職種、仕事が多い会社を選んだほうがいい。そのような会社は少ないが、なんとか見つけ出したほうがいい。

 私が観察していると、20代のときに「俺の言うことを聞け!」とひとりよがりに進める人は、相当に寛大な上司がいない限り、上手くはいかない。必ずといっていいほど、周囲から排除され、つぶされていく。

 中堅・大企業では、30代前半までに排除されていくことが多い。人材難の中小企業で、しかも、ひとりで仕事が完結する職場に行くことが、本人にとっても、周囲にとってもいいことだ。

 最後に…。ここまでを読むと、該当する人は滅入るかもしれない。しかし、コミュニケーション力が相当に低い人が、ほかの社員と同じような生き方をしようとするから、トラブル絶えないのだ。意思疎通をあまりしない職場を選び、そこで活躍する道を選ぶほうがはるかに健康的であり、前途が明るくなるのではないだろうか。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

■連載/あるあるビジネス処方箋

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年5月13日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDライティングボード」! 特集は「超進化形スポーツギア」、「コストコ&業務スーパー完全攻略」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。