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2017.10.21

知らないうちに悪印象を与えてしまう無表情のリスク

知らずに悪い印象を与えてしまう“無表情”のリスクとは?

 ひとりでいる時の顔、完全に人目を気にせずに力が抜け切った顔というのは、やはりあまり人前で見せるべきではないのかもしれない。そういう“素顔”は本人にそんな気はなくとも、周囲を不快にさせるというのである。

■人を不快にする“無表情”のリスク

 何にもしてない、普通にリラックスしているときの顔のことを英語で「resting face(レスティング・フェイス)」という。つまり“休憩時間の顔”ということだ。日本語で言えば素顔や無表情、場合によっては“アホ面”(!)なんていう呼び方もできるかもしれない。

 この“無表情”そのものにはいい意味も悪い意味もないわけだが、2013年頃から「Resting Bitch Face(レスティング・ビッチ・フェイス)」という新語が出回りはじめたのだ。感じが悪い女性を指す“ビッチ”を挿入することで、無表情にはよそよそしくて周囲を軽蔑しているニュアンスがあるとされ、悪者にされる風潮が強まってきたのだ。

 このレスティング・ビッチ・フェイスはRBFと略されて今でもネット上でよく話題にされている。当人にとっては単純に力を抜いてニュートラルな表情をしているだけなのに、それを悪く言われるとはまったく心外だが、RBFの代表格としてハリウッド女優のアナ・ケンドリックやクリステン・スチュワート、ミュージシャンのカニエ・ウェストなどが槍玉(!?)にあげられているようである。

知らずに悪い印象を与えてしまう“無表情”のリスクとは?
Washington Post」より

 本人にとっては濡れ衣に等しいRBFだが、最新の表情認識ソフトウェアでも、コンピュータは何もしていない人間の“無表情”に軽蔑の表現があることを検知していてまた別の意味で話題になっている。

 最新の表情認識ソフトウェアでは、人間の無表情(neutral)、怒り(angry)、悲しみ(sad)、恐れ(scared)、驚き(surprised)、嫌悪(disgusted)、軽蔑(contempt)を判別できるのだが、何もしていない“無表情”にわずかではあるが軽蔑の意味が含まれていることをこのソフトウェアは示しているという。そしてこれは人間の認知システムの中でもおそらく同様に働いているため、人々はRBFの表情によそよそしくて周囲を軽蔑しているニュアンスを感じてしまうというのである。

 オランダのソフトウェア開発会社「Noldus Information Technology」が開発した表情認識ソフトウェア「Noldus's FaceReader」は、顔の500ヵ所のポイントを観察してその表情から感情を判定しているのだが、無表情に判別された表情にわずかではあるものの“軽蔑”の感情が存在していることをデータが示しているのだ。我々が無表情の人間に対して感じ悪い印象を受けるのもある意味で当然だったということだろうか。

 自分に非があるわけではないにしても、感じ悪く思われてしまってはあまり良いことは起りそうにない。もちろん必要以上に好意を抱かれたくない場合もあるだろうが、良好な対人関係を構築するためにも時折“無表情”のリスクを意識してみてもよいのかもしれない。

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