
ミズノは耳たぶに装着する脈拍計「MiKuHa(ミクハ)」を開発。このほどプロトタイプを完成させた。発売時期は未定。価格は3万円台が想定されている。
近年、スポーツ施設や医療施設、建設、製造業などの作業現場では、運動量や体調管理の把握の観点からデータ活用の重要性が増してきている。
そんな中、開発された「MiKuHa」は、耳たぶに装着するタイプで、胸周囲に巻きつけて計測するタイプに比べ、運動の妨げになりにくく簡単に装着できる。またイヤセンサー・本体ともに頭や首周辺への取り付けが可能なため、プールで行なうウォーキング、アクアビクスなどでも計測が可能だ。
計測に関しても独自のアルゴリズム(計算方法)により、運動時の振動によるノイズを除去。加えて脈の検出に影響を及ぼす太陽光が入りにくいように、センサー部を耳たぶ接触面のみに設けることにより、腕時計タイプに比べ、屋内外問わず高精度なデータ計測が可能になった。
複数人のデータを同時に処理でき、スマートフォン1台につき最大6名まで接続が可能。7人以上の場合はラピスセミコンダクタの無線モジュール(無線受信機)を活用。遠隔での計測や、様々なIoTデバイスとの連携を実現する。
収集したデータはPCからの一元管理ができるため、長期的な体力の変化や体調管理も可能だ。
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http://corp.mizuno.com/jp.aspx
文/編集部
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