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2017.10.19

走っても痩せない!?運動の常識を覆す悲しい真実

走っても痩せない!?運動にまつわる誤解を払拭する3つの最新研究

 早いもので今年もあと3か月を残すのみとなったが、振り返ってみれば新年の抱負で“ダイエット”を掲げた人も少なくなかったのではないだろうか。その進捗ぶりは各人次第ということだが、減量のために運動をすることはあまり効果がないばかりか、場合によっては逆効果になるという説に最近注目が集まっているようだ。

■ダイエットの主軸に運動を据えるのはお門違い

 適度な運動はもちろん、心身の健康にさまざまな恩恵をもたらす。具体的には循環器系機能の維持向上、免疫力の向上、各種疾病予防に加えて、昨今は認知機能の維持向上に運動が深く関係していることが指摘されて、ますます運動の重要性が増している。

 ダイエットにおいても日々の運動が重要視されている風潮はあるが、こと減量に関しては運動はあまり役立っていないものであることが示唆されている。運動で痩せようという考え方を根本から変えなければならないというのだ。

 肥満研究の第一人者であるアレクザイ・クラビッツ博士の説明によれば、人体のカロリー消費で最も大きな割合を占めているのは、各人が備えている基礎代謝である。基礎代謝は比較的個人差が大きく、人によってかなり違ってくるのだが、一般的に一日の基礎代謝は女性で約1200キロカロリー、男性で約1500キロカロリーといわれている。

 そして一般的な生活の中で人体が消費するカロリーの6〜8割がこの基礎代謝によるものである。摂取した食物を消化吸収するためのカロリーは全体の約10%で、残る10〜30%が身体活動によるカロリー消費ということになる。したがって丸1日中、延々と運動をするでもない限り、運動ではごくわずかしかカロリーを消費することができないのだ。つまり減量のために運動をするというのは非効率的であり、さらに時間を奪われるものにもなる。

走っても痩せない!?運動にまつわる誤解を払拭する3つの最新研究
Vox」より

 もし体重200ポンド(約91kg)の人が食事制限はせずに、1回60分のランニングを週に4日行なったとして、30日が経過した時点で減る体重はわずか5ポンド(約2.3kg)である。16〜18時間を費やした(加えて運動の前後に要する時間もある)にしてはあまりにも見返りが少ないのではないだろうか。

 加えて運動をすれば、食欲も増すため普段より多く食べてしまうリスクもあり、また運動で体調が整えられ食物の消化吸収が良くなり事実上の摂取カロリーが増える場合もある。そして運動をすれば当然疲れるため運動後に動くのが億劫になり、結果的に日常生活のなかでの身体活動が減ってしまうという本末転倒の事態に陥るケースもあるのだ。さらに我々の身体は同じ動きを繰り返すうちに動作に習熟し、なるべくエネルギー消費を抑えようとする“省エネ化”が働くので、同じ時間走っても徐々に消費カロリーは減ってくるのである。

 もちろん運動は健康維持のためには多くの利益をもたらしてくれるが、ダイエットの主軸に運動を据えるのはお門違いということになりそうだ。食事制限や食事内容の改善、生活スタイルや睡眠の状況などを含めた幅広い観点から減量方法を考えなくてはならないようである。

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