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2017.10.17

フェイクニュースに騙される人と騙されない人の違い

“直感的な判断”は正しい可能性が高いことがこれまでの各種の研究で報告されている。しかし今日のSNS全盛のネット社会ではあまり楽観的に“直感”に頼れそうもないようだ。最新の研究では、直感に依存する傾向の高い人は“フェイクニュース”を信じやすいというのだ。

■フェイクニュースを信じやすい人とは?

“フェイクニュース”に対する人々の意識も高まり、GoogleやFacebok社などは技術的にフェイクニュースを発見・排除する手段を講じている。フェイクニュースを信じてしまう認知的メカニズムについての研究も進んでいて、最新の研究によれば“直感”に頼っている人ほどフェイクニュースを信じやすいということだ。

 米・オハイオ州立大学とミシガン大学の合同研究チームが先ごろオンライン学術ジャーナル「PLOS ONE」で発表した研究では、500人から1000人が参加した大規模な3つの調査結果を分析することで、ほとんど(あるいはまったく)根拠や証拠の裏づけがない考えを人々がどのようなメカニズムで信じるに到るのかを探っている。

「真偽が確かめられない判断では直感を信じる」

「本物そうに見えることよりも、証拠がより重要だ」

「真実は権力が決める」

 こうした質問を含む12の質問に参加者は回答し、収集されたデータが分析された。


Ohio State University」より

 どの商品を買うかという判断などと比較すると、いわゆる政治的な“正義”はよく考えると判断が難しいケースもあるだろう。ある人は“正義”はその時の権力にあると考え、またある人は“正義”は時の権力に関係なく検証されなければならないと考える。調査で使われた質問はこうした“政治的態度”を明らかにするものでもあったのだ。

 分析の結果、“真実”は権力と政治が決めていると考えている人ほど“フェイクニュース”信じやすく、一方で物事の判断に根拠と証拠が必要だと考える人は“フェイクニュース”を信じない傾向が高いことが判明した。また関連する別の調査においては、判断の際に“直感”に頼る人ほど、いわゆる“陰謀論”を信じやすいこともわかった。

「“直感的判断”はある状況下では有効なものですが、最初から確証を得ようとしない態度は誤情報からの影響を受けやすくします」と研究チームは言及している。つまり“直感”を信頼するかどうかにかかわらず、手に入る範囲内で裏づけや根拠を探す労力を怠ってはならないということになる。

 研究ではメジャーな“陰謀説”についての支持率も調査しており、45%以上が「ケネディ暗殺のオズワイド単独犯行説」を信じておらず、一方で33%が「キング牧師暗殺の背後に米政府がいる」と信じており、32%が「ダイアナ妃の死亡事故は英王室によって画策された」と信じているという興味深い統計結果も報告している。

 いずれの説もなかなか根強い人気(!?)を保っているが、最終的に“直感”を信じるにしても手に入る範囲内で“裏取り”をするクセをつけることが今後ますます求められていると言えるだろう。

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