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2017.10.17

パナソニックが自動運転やコネクティッドカーに必須のサイバーセキュリティー技術を開発

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、自動運転・コネクティッドカーに対するサイバーセキュリティ対策を実現するオートモーティブ侵入検知・防御システムを開発した。コネクティッドカーは、インターネットに接続されるため、現在のITシステム同様、世界中からのサイバー攻撃にさらされる懸念が高まっている。

今後、本システムを適用することで、サイバー攻撃をリアルタイムに検知すると共に、検知したサイバー攻撃を防御することが可能になる。また、自動車はライフサイクルの長い商品であり、出荷時に想定していた攻撃よりも進化した攻撃にさらされるケースも考えられる。同社では、本システムを適用することで、進化した攻撃の情報をクラウド側で収集すると共に、対策した新しいルールを自動車に配布・更新することで進化した攻撃も検知できるようになる、と説明している。

本システムは、車載機に搭載する「監視モジュール」、及び監視モジュールと連携する「監視クラウド」から構成される。車載機の監視モジュールは、監視ルールに基づいて車両内部を監視。既存の監視ルールでは検知できない攻撃を発見した場合、監視クラウドから車載機の監視モジュールの監視ルールを変更・更新することで、新しい攻撃にも対応できるため、出荷後も車両の安全を維持することができる。また、セキュリティの脅威として顕在化する前から攻撃の予兆を捉えることで、対策検討を先んじて実施することも可能となり、攻撃の影響を最小限に抑えることができる。

機能の詳細

・車載機型ホスト侵入検知技術
攻撃の初期段階であるインターネットからの侵入を検知する独自技術であり、インターネット接続機器(IVI/TCU)に搭載して利用する。Linux等のOSや各種セキュリティ機能より取得可能なログの中から明確に攻撃と分かるものに加えて、単独では攻撃と分からない挙動情報を複数組み合わせて攻撃を判断できる。

・車載機型CAN侵入検知技術
攻撃の第二段階であるCAN通信への侵入を検知する独自技術であり、CAN接続機器(ECU)に搭載して利用する。利用方法としては、<1>搭載ECUが受信する不正なCANコマンドをフィルタリングするCANフィルタ、および<2>搭載ECUが接続する全てのCANバスを監視して不正コマンドを検知するCAN監視がある。車両の様々な状態を考慮してコマンドの不正を判定するため、ある条件の下では誤検知をほぼ無視できる値に抑えることが可能。また、単一のコマンド毎に不正判定ができるため、検知後のリアルタイムな防御動作に繋げることも考えられる。

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