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2017.10.16

メンタルに危険を及ぼす〝笑顔のダークサイド〟

 友好な対人関係を構築・維持することにおいて笑顔は重要な感情表現だが、特にビジネスにおいては必ずしも有効でなく、またいくつかの問題をはらんでいることが指摘されている。

■仕事メールにおいて“スマイリー”は良く思われない

 気持ちを伝えるのに何かと便利な絵文字だが、ビジネスにおいてはあまり良い印象を持たれないことが最新の研究で指摘されている。

 イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学とハイファ大学、オーストラリア・アムステルダム大学の合同研究チームがこの8月に社会心理学系ジャーナル「Social Psychological and Personality Science」で発表した研究では、29ヵ国549人の実験参加者の協力で、笑顔が与える印象を探った実験を報告している。

 最初の実験では、参加者は面識のない人物から送られてきた仕事関連のメールの文面を見て、送信者の職務上の有能さと人柄の温かさを想像して評価してもらった。


Daily Mail」より

 回答データを分析した結果、笑顔の絵文字(スマイリー)が入ったメールは、その目論見に反して人柄の温かさを向上させるものではなく、その一方で有能さのイメージを減少させていることがわかった。つまり仕事関連のメールでスマイリーを使うことは何の利益も生まないどころか評判を下げていることになる。

 別の実験では写真の人物を評価をしてもらったのだが、ここでも笑顔の人物は職務上の有能さが低く評価される傾向が明らかになった。しかしながら仕事に関係しないケースにおいては、笑顔は温かくフレンドリーな印象を与えている。

 またメール送信者の性別がわからない場合、スマイリーが含まれたメールの送信者は女性であると思われることが多くなるという。しかし女性であることが、有能さとフレンドリーさの評価に影響することはないということだ。

「スマイリーはバーチャルな笑顔であると受け止められますが、ビジネスシーンでは少なくとも初対面である限りにおいて、文中にスマイリーを記すことは誤った行為となります。スマイリーはすでにかなり面識のある相手にだけにしか笑顔の代替物にはなりません」とネゲヴ・ベン=グリオン大学のエラ・グリクソン氏は語る。

 スマイリーを使う側は、実際のフェイス・トゥ・フェイスの状況を想定して記していると思われるが、Ccメールなどで初対面の相手にも届く場合には注意が必要なのだろう。

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