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2017.10.10

【ザ・ウィスキー・レビュー】ニッカウヰスキー余市蒸溜所の現在と過去

ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、NHK連続テレビ小説の『マッサン』の放映以降、一般の方にも広く知られるようになった。数年ぶりに余市蒸溜所に訪れてみた。

蒸溜棟は、夏のメンテナンス時期にあたるが、建物の耐震補強工事を行っていた。今年から3年をかけて、メンテナンス時期に工事を完成させるという。

宮城峡蒸溜所(仙台市)は、コンピューター管理によって、現在3交代制で増産体制に入っているが、余市はコンピューターを導入せずに、1日1バッチの体制を維持している。

現在余市の生産量は、宮城峡の約1/8から1/10にとどまっている。

これは余市蒸溜所が、初溜釜(ウオッシュスチル)は今や世界でも珍しい石炭直火加熱を行っており、人的な問題もあるのだが、消費者の志向も影響しているからだという。

かつてニッカのブレンデッドは、スーパーニッカやG&Gなど、ピーティな原酒を使用したものが人気であったが、今は竹鶴やブラックニッカなど、フルーティな宮城峡の原酒を多く使用したものが主力商品となっているというのが主な理由のようだ。

さてポットスチルを改めて見てみた。余市は1から4号までが初溜釜(ウオッシュスチル)で、5号は使用していない初期のポットスチル、6~7号が再溜釜(スピリッツスチル)である。

ポットスチルのラインアームをすべて下向きという思い込みをしていた。ラインアームは下向きだと逆流がなくなり、スピリッツはヘビーになる。しかし蒸溜棟の一番奥にある7号再溜釜は、ラインアームは、ほぼ水平だった。

この理由を現場の方にうかがうと、7号のコンデンサーは、シェル&チューブで、それを導入するときに、コンデンサーの高さに合わせてラインアームの向きを変えたのだという。

シェル&チューブを使用している蒸溜釜があるということもこのとき初めて知った。

すべてワームタブだと思っていたのだ。

ワームタブのほうが蒸溜液と銅との接触が少なく、よりヘビーなウイスキーになる。

また6号、7号の再留釜は、石炭直火ではなく、蒸気による間接加熱であった。

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