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AIベンチャー創業秘話!パーソナル人工知能「SENSY」はどうやって生まれた?

2017.10.09

●“新しいあたりまえ”に感銘。


カラフル・ボード株式会社 代表取締役CEO 渡辺祐樹

「将来ノーベル賞を取るような発明をしたい」

高知県四万十市出身の渡辺は、慶応大理工学部2年の時に人工知能関係のコースを選択。

だが、疑問が生じた。

「いい研究成果を出しても、これによって世の中がどう変わるのか。本当にやりたいのは新しい技術の発明ではなく、新しい世の中の仕組みや産業の発明なんじゃないかと」

渡辺の脳裏に「起業」という二文字が浮かんだが、まずはビジネスを学ぶための就職活動をすることに。その過程で、フォーバルの大久保社長(現・会長)に出会い、社会に“新しいあたりまえ”を生み出すという言葉に感銘したのだ。新卒で入社するが1300人ほどの社員のほとんどは営業マン。彼に課せられたのは「入社3ヶ月以内に新規法人顧客を2社開拓してくること」。売るのは数百万円もする情報通信機器だ。

学生時代、数式とPCばかり扱ってきた渡辺は、訪問先のドアをノックするのも恐怖を感じた。新規開拓が取れず焦り悩み、入社2ヶ月ほど経った頃、通勤電車で倒れてしまう。ところがここから彼は考えた。その結果、彼は入社1年目でトップセールスまで上り詰めたのだ。一体彼に何があったのだろうか?

●マーケッティングの基本とは?

――入社1年目にトップセールス、結果を出せた秘訣はなんだったのですか。

「どうしたら話を聞いてもらえるかを考えたんです。光ファイバーのインフラを売ったんですが、『この地域で、光ファイバーのニーズがあるかどうか調査中なんです。アンケートにお答えをお願いします』と。スーツ姿ではなく、地味なジャンパーを着て調査員のような感じでセールスをした。すると話を聞いてくれて、新規契約に結びつきました。

さらに、ターゲットにどうしたら効率よくアプローチできるかを考えました。新会社を設立したり移転したりする時が、インフラ変更の需要が生まれるタイミングです。法人を立ち上げる時は、必ず法務局に登記するので、それを閲覧したんです。新規で登記された会社を訪ねると、10社の内1社は話を聞いてくれて。効率が増し成果が出ました」

――この1年間で、マーケティングの本質を自分なりに身につけた?

「魚がいないところに餌を投げてもダメ、魚がいても、どういう餌なら食いつくかをよく考えること。マーケッティングの基本はこの二つだなと」

その後、入社2年後には大きな会社のマネジメントを学びたいと、外資系コンサルタントファームに転職した。そんな営業経験とコンサルの仕事で得た発想が、起業へと結びついていく。

第二回へ続く

取材・文/根岸康雄

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