人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2017.10.08

【フランクフルトモーターショー2017】公道で楽しめるF1マシンが登場!?

 電気自動車(EV)をはじめとする電動化が話題の中心になった2017年のフランクフルト・モーターショー。ショー全体の雰囲気は、地元ドイツ勢を中心にした電化の波に押され気味だったが、モーターショーの華であるスポーツカーもなかなかツブ揃いだった。その中で、ひと際目立っていたのが、メルセデスAMGがお披露目した「プロジェクト・ワン」である。

 

 プロジェクト・ワンはAMG生誕50周年モデルとして企画されたスーパー・スポーツカーだ。最大の特徴はF1テクノロジーを用いたパワートレーン。現在、メルセデスが参戦するF1マシンと同じ1.6L V6ターボ+モーターを備えたハイブリッド・パワートレーンが搭載されている。モーターを備えているから、このクルマも電動化の流れを汲んでいると言えなくもないが、プロジェクト・ワンの企画意図はそこにない。目的はF1のパワートレーンを用いていることで、その基になるF1にたまたまモーターが使われていたと捉えるのが自然だろう。

 ミッドシップに積まれるエンジンは、1.6L V6に電動モーター付きターボを加えたもの。使用するガソリンが異なるため、F1のように15000rpmには届かないもののエンジン回転は11000rpmを許容する。ターボとシャフトで繋がれた122ps(90kW)のモーターはエンジンへの過給補助だけでなく、余ったエネルギーにより発電も行うのもF1と同様だ。またエンジンには163ps(120kW)のモーターが備わる。ここまではF1のパワートレーンとほぼ同じ構成だが、プロジェクト・ワンは163ps(120kW)のモーターを持ち、前輪を駆動する。つまり4WDなのだ。

 最高出力は、後輪を駆動する1.6Lターボ・ハイブリッドが680ps(500kW)以上、さらに前輪を駆動するモーターを加えたシステム総合出力は1000ps(740kW)以上。最高速度はオーバー350km/hで、0-200km/h加速は6秒以下。最高速度はブガッティ・シロンに及ばないが加速タイムはシロンやポルシェ918スパイダーをも凌ぐ。プラグイン、いわゆる充電機能を備えたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)で、フロント・モーターのみによる電動走行も可能。変速機は自動変速機能付きの8段MTとなっている。

 カーボン製のモノコック構造を持つボディは往年のグループCカーを思わせるレーシーなもの。マクラーレンが1990年代に発表した公道用スポーツカー「F1」をどことなく彷彿させるデザインだ。美しさというよりも秀逸な機能性をしっかりと表現したもので、独自のテイストを前面に押し出すフェラーリやランボルギーニなどのイタリア系スーパースポーツとは一線を画す。ちなみに可動式のリア・ウイングが備わり、必要に応じて大きくせり出すようになっている。一説によると、販売台数は275台。価格は227万5000ユーロ、邦貨に換算すると3億円超と言われている。ただ、残念なことに、すでに販売台数を上回る受注が入っているようだ。

 

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年10月16日(火) 発売

DIME最新号の大特集は「秋の新製品ベストバイ」特別付録は1/7スケールのロボット掃除機「ルンバ」メジャー!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ