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ローコスト視線入力デバイス『Tobii Eye Tracker 4C』は重度障害者の福音となるか?

2017.10.06

●「tobii Eye Tracker 4C」を意思伝達装置として使うには

発声もできず身振りも難しい重度障害者にとって、コミュニケーション手段の確保は死活問題です。これを支援する機械を、障害者福祉の世界では意思伝達装置と呼びます。これまではテキストを打つことが主体だった世界に、様々なウィンドウズアプリケーションが操作できる環境を安価に提供する視線入力装置の出現は、重度障害者にとっての福音といえるでしょう。

この写真は意思伝達装置として使うために、「tobii 4C」をPCにつないだ様子です。画面下にtobii 4Cを配置して、ケーブルをUSBポートに差すだけです。もう一つ出ているケーブルはスイッチにつながっています。

さらに、意思伝達装置として使うために開発されたソフトウェアの導入が必要になります。

筆者が試してきたソフトウェアとして、

HeartyLadder / HeartyAI (吉村隆樹さん開発、フリーソフトウェア)
orihime eye(株式会社オリイ研究所、システム販売)
miyasuku EyeConSW(株式会社ユニコーン、ソフトウェア販売)

といったものがあります。

こうしたソフトウェアの特徴や利用シーンについては、次回以降紹介していきます。

●重度障害者の支援者にこそ知ってほしいソリューション

「tobii 4C」を意思伝達装置として導入するには、一つ大きな問題があります。パソコンや周辺機器に関する知識が必要なのです。

筆者はこうした知識は十分ありましたが、自分でデバイスをUSBポートに挿すことすらできません。一番の支援者である妻は、パソコン音痴なので私の指示が理解できません。高校生からの友人が導入を引き受けてくれて、ようやく自分が望む形になりました。

また、トビー社とマイクロソフト社が協力してWindows10に視線入力機能の組み込みを進めていることが発表されています。これからますます視線入力が普及することが期待されます。

@DIMEの読者はこうした知識や関心を持つ方が多いのではないでしょうか?身近に、コミュニケーションに悩む障害者はいませんか? もしいたら、こうしたソリューションを紹介し、ぜひ導入を支援してください。


高野 元
大手企業の研究部門ならびにインターネット事業部門、ベンチャー企業役員ならびに中国子会社代表を経て独立。ネットサービス開発や事業開発プロセスのコンサルティングを手がける、創発計画株式会社代表。
2014年秋に筋萎縮性側索硬化症と診断を受け療養生活に入り、現在は自身の療養生活を資産化すべく活動中。ブログ:http://blog.gentak.info/

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