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ローコスト視線入力デバイス『Tobii Eye Tracker 4C』は重度障害者の福音となるか?(2017.10.06)

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パソコンはマウスとキーボードで操作するもの、と@DIME読者の多くはお考えのことと思います。40年の歴史を持つこの方法の大前提は、「手を使って画面上の図形を選択」することにあります。この「手を使う」ができなくなったらと考えたことはありませんか?

筆者は4年ほど前に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症しました。運動神経が壊れて全身が動かなくなっていく、原因不明の神経難病です。3年前のアイスバケツチャレンジや、漫画「宇宙兄弟」の登場人物でALSを覚えている方もいらっしゃると思います。

すでに日常生活のすべてに介助が必要な重度障害者となり、手が使えなくなっていますし、気管切開をしているので声を発することもできません。しかし、この原稿を視線入力という方法を使って自分自身で書いています。いったい視線入力とは何なのか、どうやってパソコンを使って活動しているのか、数回に分けて紹介していきます。

●ローコスト視線入力デバイスの出現

視線入力(アイトラッキング)の世界最大手が、スウェーデンのTobii Technology社です。その日本法人のサイトから視線入力の原理を引用します。


Tobiiのアイトラッキングは、角膜反射法という測定法に基づいたものです。
角膜に近赤外線を照射し、眼球の動きを映像解析することにより、
人が「どこを・どのように」見たのかがわかるのです。


トビー社のビジネスは多岐にわたりますが、重度障害者向けの「マイトビー」というパソコンと視線入力装置が一体となった製品も出しています。しかしユーザ数の少ない市場であることから高額で、行政の支援も条件が厳しいため、手軽に手に入れられないものとなっていました。

2014年にそのトビー社からローコストな視線入力デバイスが発売されました。現在は2代目の「tobii Eye Tracker 4C」(以下、tobii 4C)が販売されていますが、Amazonで2万円ほどで購入することができます。長さ33.5センチのスティックです。このデバイスはトビー社のサイトには掲載されておらず、tobiigamingというサイトで扱われており、PCゲーム用として開発されたことがわかります。

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