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2017.10.05

中学英文法の知識で、大学入試の英語の問題の8割が解答可能だった!

アルクが一昨年発表した『アルク英語教育実態レポート(Vol.2) 英語の大学入試問題における中学英文法の重要性調査』の結果によると、分析対象の大学入試問題において、79%の問題が高校レベルの文法知識を含まないものであり、高校の内容を含むが中学の文法知識の応用で解けるものを含めると、89%の問題が解答可能という結果が得られたという。つまり、大学入試の英語の問題において「中学英文法」の重要性を明らかになったのだ。

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このことは、中学校で学習する文法がしっかり定着しその応用能力があれば、大学入試問題を解くのに大いに役立つということ示している。調査では、金谷憲・東京学大学名誉教授、片山七三雄・東京理科大学教授、吉田翔真・浅野中学・高等学校教諭を中心に調査・分析が進められ、以下の考察が導かれる形となった。

1.分析対象の大学入試全体において、79%の問題が高校レベルの文法知識を含まないものである。

2.高校レベルの内容を含むが中学の知識で解ける問題については、センター試験が5%、国立大学が16%、私立大学が9%。

3.分析対象の大学入試全体において、89%の問題が中学レベルの文法知識で解答可能。

4.センター試験、国立大学、私立大学のグループ別にみると、1の割合はセンター試験が74%、国立大学が63%、私立大学が82%であり、私立大学の割合がやや高い。

5.1+2の割合については、センター試験が79%、国立大学が79%、私立大学が91%であり、1と同様、私立大学の割合がやや高い。

6.大学別に見ると、1については東京大学(35%)、京都大学(43%)、東京工業大学(46%)、東北大学(55%)、一橋大学(64%)などの割合が低い。

7.一方、6で述べた大学における2の割合については、東京大学(22%)、京都大学(36%)、東京工業大学(14%)、東北大学(19%)、一橋大学(20%)であり、他大学と比べて高くなっている。

8.私立大学においては、1+2ともにどの大学も高く、大学間においても特筆すべき差は見られない。

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<調査概要>
調査では、原則的に、日本の入試問題を概観するのにふさわしいと判断した国立・私立22大学の学部共通問題または特定2学部の問題、及び、(独)大学入試センターが提供する「センター試験」の「英語」を加えた過去2年度分(一部は2年度分)を調査対象とした。

【調査対象】
■センター試験
■国立(50音順):大阪大学(文系4学部共通+外国語学部)/九州大学/京都大学/東京工業大学/東京大学/東北大学/名古屋大学/一橋大学/北海道大学
■私立(同):青山学院大学(経営学部+文学部)/学習院大学(経済学部+文学部)/近畿大学/慶應義塾大学(理工学部+文学部)/駒澤大学(全学部統一+文学部)/上智大学(経済学部+文学部)/中央大学(法学部+文学部)/東洋大学(経営学部+文学部)/福岡大学/法政大学/明治大学(全学部統一+文学部)/立教大学(全学部日程+文学部)/早稲田大学(理工学部+文学部)

【調査対象小問数】
3852問(全4047問中、調査目的に合致した95.2%)

文/編集部

 

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