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2017.10.03

なぜ渋谷区は学校教育にWi-Fiではなく携帯電話回線を選んだのか?

 今、教育業界で注目されているのが、2020年に動き出す新しい学習指導要領だ。学習指導要領は10年に1回のペースで見直されているが、今回の要綱のポイントはアクティブ・ラーニングともいわれる「主体的・対話的で深い学び」。これを目指して重視されているのが情報活用能力で、各学校でコンピュータや情報通信ネットワークなどのICT環境を整えることが求められている。

 ICT教育といえば、デスクトップパソコンが並んだ専用の教室で行われている印象があるが、総務省が発行している『教育ICTガイドブック』に紹介されている事例を見ると、現在は普通の教室ですぐに利用できるタブレットの導入が進んでいる。タブレットといっても、iPadを使っている学校もあれば、Windowsを搭載した2in1を採用しているところもあり、Chromebookを導入しているところもある。キーボードでワープロ入力をさせるところもあれば、それはハードルが高いということで、まずはiPadで調べ物から、というスタンスのところもある。

 そのほか、電子黒板やプロジェクター、学習ドリルアプリ、グループ学習をするための学習支援ソフトなどが学校で活用されている。『教育ICTガイドブック』には先進的なICT教育に積極的に取り組んでいる学校が紹介されているのだが、学校の考えによって、活用方法はさまざまだ。

 一方、全国的にみるとパソコンの台数はまだ十分とはいえないようだ。文部科学省は2020年に全学校で情報端末を1人1台にすることを目標にしたが、平成27年度の文科省の調査によると、教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数は6.2人/台。急激に増えているとはいうものの、この状況だと現実的には3人に1台程度を目指すことになりそうだ。

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