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2017.10.03

子どもの筆記スピードと学力は比例するのか?

 スマホの普及によって、子どもたちの筆記力が低下しているという話を耳にするようになったが、実際にはどうなのか。それによって、学力に影響を及ぼしているのだろうか。コクヨグループのコクヨS&Tが昨年、筆記行動が学力に与える影響を探るべく、現役の高校生200名と中学生200名の計400名を対象に行なった「筆記と学力に関するアンケート調査」(※中学生は親と一緒に回答してもらう形式)で、勉強が得意な生徒は筆記スピードが速く、勉強が苦手な生徒は筆記スピードが遅い傾向にあることがわかった。

 また、勉強が得意な中高生のうち、52.0%が「聞き書き(耳で聞いたことを書き留めること)」を習慣的に行っており、さらにこの1年で聞き書きを行うようになった生徒のうち78.9%もの生徒が1年前と比べて成績の伸びを実感しているということも明らかになった。

■勉強が得意な生徒の6割は筆記スピードが速く、逆に勉強が苦手な生徒の6割弱は遅い傾向に

 中高生400名に勉強が得意か尋ねると、「得意」と感じている人は50.5%、「苦手」と感じている人は49.5%となり、ほぼ半数に分かれた。「筆記スピード」に関して尋ねたところ、勉強が得意な生徒の59.4%が「速いと思う」と回答したのに対し、勉強が苦手な生徒の54.5%は「遅いと思う」と回答。この結果から、勉強が得意な生徒は筆記スピードが速く、勉強が苦手な生徒は筆記スピードが遅い傾向にあるという「学力と筆記スピードの相関性」がうかがえる。

筆記と学力に関するアンケート調査

■勉強が得意な生徒の5割強が「聞き書き」を実践。さらに、この1年で「聞き書き」を行うようになった生徒の8割が学力向上を実感

筆記と学力に関するアンケート調査

筆記と学力に関するアンケート調査

 授業中のノートの取り方について聞くと、勉強が得意な生徒の52.0%が「板書の内容を書きながら、先生の話も気になったらメモする」ことを習慣的に行っているということが判明した。これは、勉強が苦手な生徒における同項目の出現割合37.9%に対し1.4倍多いことになる。さらに、この1年で「聞き書き」を行うようになった生徒は400名中123名いることが判明。なんと、そのうちの78.9%もの生徒が1年前と比べ成績の“伸び”を実感しているという結果も明らかになった。これらの調査結果より、耳で聞いたことを書き留める「聞き書き」習慣が学力アップに貢献しているという可能性がうかがえる。

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