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メルセデス・ベンツ新型『Sクラス』に搭載された「リモートパーキングアシスト」の革新性

2017.10.02

 自宅や勤務先のガレージの壁ギリギリに停めることもできるようになるから、今まで乗り降りのために開けていたスペースが不要になる。その分を他に使えるから、スペースを有効活用できるという具体的なメリットが発生する。

 今までのように、「駐車し終えてからクルマを降りる」ことはなくなったので、駐車の自由度が確実に増して、それは行動の自由度も拡大する。駐車が可能な条件としては、並列駐車の場合はクルマの左右それぞれに幅40センチの空間が確保されていなければならない。しかし、縦列駐車の場合は、それがわずか2センチで済むというから驚いてしまう。

 さらに、駐車中に障害物を検知すると、それを避けながら前後に15メートル動かすこともできる。法規の関係から、クルマから半径5メートルの範囲内にある目視が可能な場所から操作しなければならないことになっている。

 この「リモートパーキングアシスト」は、効果のとても高い運転支援の一つだと思う。できれば、『Sクラス』のような高級車だけでなく、下のカテゴリーにも普及したら良いと思う。軽自動車なども含めたすべてのクルマに装備されたなら、多くの人の役に立ち、事故なども確実に減少されるはずだ。

 運転支援や運転の自動化というものは、なにも道路を走っている時だけのものではなく、このような駐車の場面でもドライバーの負担を軽減する効果が大きい。「駐車もできないドライバーが増えてしまっては問題だ」といった批判が出るかもしれないが、それは的外れだろう。

「駐車なんかできなくたって何の支障もない時代になる。駐車を自分で行うのは、昔のドライバーだけだ」

 それが反論となる。マニュアルトランスミッション然り、エンジン始動時のチョーク然り。クルマはそのように進化してきたし、これからは進化が急速に普及していく。新型『Sクラス』に乗って、そんなことを痛感させられた。

■関連情報
http://www.mercedes-s.jp/sedan/meconnect/?h=m02

文/金子浩久

モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

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