
夏季の大手企業ボーナス平均額は前年度を5年ぶりに下回ったものの、政府は6月22日に発表した月例経済報告において、景気を「緩やかな回復基調が続いている」と発表。株価も安定傾向であることなどから、“個人消費は改善、レジャー消費に前向き”との予想がなされた。そこでインテージは、この夏に実際に出向いたレジャーの行先や、希望していた行先とのギャップ、さらには話題の“SNS映え”の影響について、全国の16歳~59歳の男女2000人を対象に意識調査を実施した。
■今夏のレジャー、行先は?
まずは、今年の夏にどこに行ったのかを見ていこう。全体では、「花火大会・お祭り」が26.8%、「国内旅行(宿泊)」が20.1%で上位にあがり、続いて「帰省」(15.4%)、「国内旅行(日帰り)」(14.4%)、「海」(11.0%)、「バーベキュー」(10.8%)、「プール」(10.3%)と続き、概ねこの夏のレジャー消費が国内で行われたことがわかる。
その一方で、国内外を問わず、約4割の人が「あてはまるものがひとつもない」と答えており、近場への外出、自宅でゆっくりといった過ごし方をした人も多かったことがうかがえる。また、「ナイトプール」や「グランピング」といった今夏注目を集めたレジャーは、全体ではそれぞれ0.6%と0.2%にとどまった。
性年代別に見てみると、「花火大会・お祭り」は特に20~30代女性で行った人の割合が高く、4割近くの人が花火大会やお祭りに出かけたと回答している。また未就学~小学生の子を持つ世代と考えられる30代の男女では、2割弱の人が「プール(日中)」に出かけたことがわかった。
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