◆IoT機器「スマートマット」を活用して買物代行を実現
スマートショッピングがさらに進化するデバイスが、2018年のローンチに向けて現在テスト検証中の「スマートマット」だ。「通信する体重計みたいなもの」(林さん)で、商品を置いて残量を計量し、ソフトウェアと連動して自動購入サービスを実現する。
薄型のはかりで60kgまで載せられ、使って重量が減っていくことで残量を計測して購入の提案を通知する。従来のスマートショッピングでも、独自のアルゴリズムを用いて、お気に入り商品のそれぞれに、購入履歴から残量を予想して商品を使い切りそうなタイミングで購入を知らせるが、スマートマットの計測から自動購入アルゴリズムでタイミング、商品、最安ショップを特定、メールで来た通知にユーザーがアクションしなければ、買物代行として自動的に購入まで行う。
商品は段ボールごとマットに載せられるが、商品はひとつだけしか置けないため、ビールや水といった必ず購入するものをマットにセットしておいて、マットには置けないが他にもある買い足し必需品は、自動購入のアルゴリズムで残量予想して買い足しを提案する。
現在はまだ検証中で導入までにさらに仕様が変わる可能性もあるが、単2電池で駆動し、Wi-FiとBluetoothを搭載している。
「現状では電池は1か月しか持たないので、実用化するまでに半年、1年持つようなデバイスにしていきたいと考えている。通信についてはWi-Fiを基準に考えており、3G などは検証中の段階。個人ユーザー、ビジネスユーザーを想定しているが、業務用は重量、通信を別に作ることも検討している」(林さん)
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