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2017.09.30

外向的な人と内向的な人、外国語を早くマスターできるのはどっち?

 人物の性格をわかりやすくあらわす要素のひとつに、外向的か内向的かという指標がある。そしてこの違いは性格的な違いというよりも、脳そのもののが違っていることが指摘されている。

■外向性と内向性では脳が違う

 分析心理学に“ユング派”をもたらしたスイスの心理学者、カール・グスタフ・ユングによって1920年代に人物の性格的特徴として定義されたのが「外向的人物」と「内向的人物」である。

 外向的人物とは社会的交流が行動力の源泉となり、1人でいることが不安で不快に感じる人物である。一方、内向的人物は逆に1人でいることでエネルギーの再充電が可能になり、多くの人々と関わることは刺激が強すぎて困難を伴うと感じている。

 もちろん多くの人は外向性と内向性のどちらの要素も併せ持っており、どちらの傾向がより強くあらわれているかという程度問題になるのだが、性格的特性という以上に脳の構造の違いからきているものであることも分かってきている。

ドーパミンの働きの違い
 いわゆる報酬系に関わる脳内神経伝達物質であるドーパミンだが、このドーパミンが多く分泌される状況が外向的人物と内向的人物では異なる。分かりやすい例では、祭りやイベントなど人の多く集まる場所にいる時、外向的人物の脳内では盛んにドーパミンが分泌されているが、内向的人物の脳内では分泌されていないのだ。


Lifehack」より

アセチルコリンの働きの違い
 神経伝達物質であるアセチルコリンもまた、喜びや快感を引き起こす報酬系の化学物質だが、このアセチルコリンの分泌は熟考や深い集中を可能にする。オフィスなどの半公共スペースで知的作業に取り組むために、内向的人物はドーパミンよりもこのアセチルコリンの働きに助けられている。

優位な神経系統の違い
 我々の神経系統は交感神経系と副交感神経系の2つに分かれている。もちろんどちらも重要な自律神経系の働きだが、人によってどちらか一方の働きが優位にあるということだ。

 外向的人物はドーパミンを分泌して身体に緊張と興奮を生じさせる交感神経系をよく使っており、内向的人物はアセチルコリンを分泌して脳の血行を良くし筋肉をリラックスさせる副交感神経系をより多く活用しているということだ。

内向的人物が長く考える理由
 外向的人物が即断即決する一方で、内向的人物は長く考える傾向がある。実はこれは思考のプロセスで、前頭右島皮質、ブローカ野、左右の前頭葉、左海馬など脳の多くの部分を経由させて考えているからであるという。

 したがって内向的人物は1つの体験からでも多くの刺激を受けていることになり、賑やかな場所では刺激が多すぎてしまうのである。

内向的人物の脳は前頭部の灰白質が多い
 内向的人物の前頭前皮質の部分は広く厚い灰白質に覆われている。前頭前皮質は抽象的思考と意思決定に関係していると考えられているが、この部分の灰白質が多いことは抽象的思考をより深く長く続けられることになる。

 外向的人物と内向的人物とではこうした脳の違いがあるために判断に要する時間や社交性に影響していることになる。内向的であれ外向的であれ性格を直すのはきわめて困難であることが確認されたわけだが、こうした機会に自身の性格特性について自覚を高めておくことも必要だろう。

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