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2017.09.26

医師の6割以上が「ストレスチェック制度はメンタルヘルス不調の予防効果なし」

医師10万人以上(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアは、会員医師を対象に「ストレスチェック制度」についてのアンケートを実施した。

ストレスチェック制度とは、労働者が50人以上の事業所において、医師・保健師などによるストレスチェックを労働者に対して実施することを義務付けたもの。労働者から申し出があった場合は、医師による面接指導も行なわれる。目的は、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防ぐ「一次予防」と位置づけられている(「一次予防」は健康増進や 疾病予防、「二次予防」は疾病の早期発見・早期治療のことを指す)。改正労働安全衛生法に基づいて2015年12月に施行され、2016年11月30日までにすべての労働者に対して1回目の検査を実施する必要がある。

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■ストレスチェックは効果があるのか?

「ストレスチェック制度はメンタルヘルス不調の一次予防に効果があるか?」の質問に対し、4031人の医師が回答。その結果、最多回答は「どちらかと言えば効果はない」(45.3%)となった。「まったく効果はない」(16.8%)と合わせて、6割以上の医師が「効果はない」と回答したことになる。「ストレスチェック後の職場改善の対策がない限り、一次予防にはならない」「本当にうつ状態で悩んでいる人よりも職場に不満のある人が引っかかる恐れがあり、本来の趣旨とずれる」といった声が挙がった。
一方、「どちらかと言えば効果がある」と回答した医師も35.6%存在し、2番目に多かった。「かなり効果がある」と回答した医師はわずか2.3%だった。効果がある理由には、「メンタルヘルスの重要性の啓蒙になる」「やらないよりは、やることで救われる労働者もいる」「ストレスの多い職場のチェックに なる」というコメントが見られた。

「ストレスチェック制度」についてのアンケート 「ストレスチェック制度」についてのアンケート

回答者から得られたコメントを以下に紹介する(ランキング順、一部を抜粋)。

「どちらかと言えば効果はない」1828件
・企業の専属産業医を行っています。実際そのストレスチェック後の面談も行いましたが、面談時点では改善していたりと有効であることは少なく、また、職場へ不満がある人がハイリスクになる印象があり、ややメンタル不調と主旨がずれていると思います(40代、産業医、男性)
・やってみるとわかるのですが完全に自己申告制なので、「私は会社のせいで病気になった!休ませろ!」タイプの人が引っかかって、本当に抑鬱状態の人がすり抜ける恐れが大いにあり…(30代、一般内科、女性)
・高ストレス判定の中でも、面談を申し込んだほうがよさそうな人が申し込んでこない(40代、産業医、女性)
・一次予防と言いながら、実際は二次予防にしかならないのでは?早期発見的な(30代、精神科、男性)
・職場ストレスは人間関係と組織のシステムが原因のほとんどだと思いますので、ストレスチェックと面談を行っただけではメンタルヘルス予防につながらないと思います(40代、総合診療、男性)
・この制度は、従業員のストレス蓄積を事前に知り対策をすることよりも、職場の管理者のマネジメント能力を評価するという側面の方が強く出そうだ(50代、一般内科、男性)
・この制度は基本的に対象者の資質と企業の体質をチェックするためのものであり、一次予防に大きな影響を及ぼすとは考え難い(60代、精神科、男性)

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